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あさの/朝乃みちる はてブロに移行しました
2019年7月28日 19:46
一部ではありますがこんな感じで描いてます。全部iPadにて。ざっくりラフを描いて、それをもとに清書して、加工かけるとこうなります。小説書きは別にイラスト描けなくてよくない?っていう人もいるでしょうが、僕は自分でも描けるようになりたいです。そこから新作ネタが思いつくこともよくありますので。(セナちゃん目の下のホクロよく描き忘れます、ごめんね)
2019年7月22日 14:49
この人は男……男の人じゃないと何だか怖い。 僕は内心怯えていたのだろう。 必死で、夏樹さんが着ていたもののことなんて考えていなかったのだが、畳の上にはしわくちゃになったハーフトップがあった。「や、だ……何で、声オペなんかしちゃったんだろ……」 結局、そういうことなのだ。「な、つき……さん……」「マジで自分が気持ち悪い」 息を切らしながら、夏樹さんは瞳を潤ませていた。「ひーくん……
2019年7月21日 20:08
今年の夏は遅かった。 じめっぽい中僕はシェアハウスの草むしりをしていて、それはあの人を待っていたからだった。「……夏希さん」 こういう眩しい日は思い出す。 スベスベの白い素肌と長いまつ毛、ベージュの潤んだ唇。 それから、凛々しくも優しいお姉さまの声。 未だに引きずってしまうのは、何でも忘れるタイプであるはずの僕にしては珍しい。 仕方ないのかな……確かに、夏希さんのことが好きだったか
2019年7月11日 18:57
あたしが玄関の扉を開けると、そこにはずぶ濡れの女の子がいた。「いや、でも……でも、あなた本当は」 男じゃないか。 あたしがそう言いたいのを知っているのか、彼女は切羽詰まった声で「いいから何とかして」と言った。「……なぁ、肉まん……どうしよう」 その晩はまるで台風でもやって来たかのようで、梅雨の風情もへったくれもなかった。 そんな中、女の子は胸元のはだけた、白いワイシャツ姿でうなずいた