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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.68

その数日後、ライセンスビジネス担当の御三方が当社事務所に来社した。
ウチの事務所なんか見られて大丈夫なんだろか。流石にちょっとドキドキしたが、特に問題は起きなかった。
来社の主目的は、どうやら存在確認だったと思われる。会社の大小の問題では無いのだろう。
因みに、すっかり『火の鳥』と手塚治虫に感心してしまっていた私は、この際に『火の鳥』についての感想などもペラペラと話したものだったが、どうしても一つだけ訊ねたいことがあった。

「最終作『太陽篇』では、随分と絵の線が荒々しくなっていて、キャラクターの顔などはちょっと雑な印象を受けたのですが、この頃はご病気とかで、手塚先生ではなくアシスタントとかが描いたりしていたんですか?」
すると、部長さんは、やや鼻じろんだ。
「それは無いです。少なくともキャラクターは最後まで先生が描いていました。石ノ森先生は・・・ねえ?・・・アレでしたけど・・・」
と、余計な尾鰭を付けながら(だが、ま、有名な話なんでね。部長さーん、大丈夫です)、そう答えたのであった。

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そして、私たちはライセンス契約書を取り交わした。前にも述べた、一過性のものではなく永く続く商品にしたいのだと言うことを再びアピールし、えへへ、と最低保証金も値切った上で。
その後、デザイン上のやり取りを経て、ついに手塚プロダクションとのコラボ商品『火の鳥 サプリメント in ウォーター編』は、2018年7月31日に新発売されたのだった。


そして、このことに関してもプレスリリースを放った。
(ブログ記事『手塚治虫生誕90周年『火の鳥』の飲料水が7月31日発売! “宅配水事業・MCMのめぐみ×手塚プロダクション” 人体に存在する約60種類のミネラル元素の補給をお手伝いする飲むサプリ』 https://bit.ly/30GjLpF )

 

また、手塚プロダクションから画像データを購入し、これを使用して非売品ポストカードの12枚セットを作り、大盤振る舞いなことに、『火の鳥 サプリメント in ウォーター編』の定期購入コース用の特典としたのだった。
(ブログ記事『火の鳥 定期購入の方への非売品特典が出来ました!』 https://bit.ly/3q3QA8M )

火の鳥ポストカード


Rich版の500mlである『火の鳥 サプリメント in ウォーター編』である。
その高価格からしても、爆発的な売れ行きをと言うよりは、エポックメイキングな存在になってくれることがその望みだ。
『火の鳥』をきっかけに、サプリメント in ウォーター MCMのめぐみの存在を知っていただくのだ。ベンチマーク作りである。
当面は、認知度向上の為のツールとしての意味合いを以ての活用が主となることは承知していた。

そんなこんなで、『火の鳥 サプリメント in ウォーター編』の発売から四ヶ月目の2018年11月20日、私は思いがけない幸運を得た。
「日本のマンガを未来に」手塚治虫生誕90周年記念会が、手塚プロダクション、秋田書店、KADOKAWA、講談社、小学館、集英社などの合同による主催で開催され、どう言う訳だか当社までお招きいただいたので、喜び勇んでひょこひょこ伺ったのであった。


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