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人生を振り返って影響を受けた本は
先日読んだ大平一枝さんの『正解のない雑談』の中で、大平さんが自分の好きな傾向の本ばかり買うことを危惧して、サシ飲みしたら相手に「人生でいちばん影響を受けた本って何?」と聞いてそれを買うようにしていると書かれていました。
人生でいちばん影響を受けた本。
子どもの頃から読書が好きな私でもすぐには浮かびませんでした。
そこで、マイノートに学生時代から自分の人生を振り返りながら、影響を受けた本を思い出してみました。
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小学生
高学年になってから覚えているのが、アルセーヌ・ルパン全集。
それまでの子ども向けの本から海外翻訳のシリーズものということで大人の仲間入りをしたようなドキドキ感を今でも覚えています。
図書館のここにあったなあと今でも思い出します。
その他には灰谷健次郎さんの『天の瞳』シリーズも好きでした。
こちらは担任の先生が買ってクラスに置いてくれていた本で、新刊が出るのが楽しみでした。
中学生
『赤毛のアン』シリーズが大好きでした。
映画の赤毛のアンを何度も読んでいて、プリンスエドワード島に憧れまくっていました。
宗田理さんの僕らシリーズも大好きで、新刊が出るのが楽しみでならなかったなあ。
恩田陸さんの『六番目の小夜子』も好きで、NHKドラマで知ってから恩田さんのファンになって、高校生まで新刊が出るのが待ち遠しくてならなかったです。
高校生
この時がいちばん読書をしていました。
森瑤子さんの本、特に『香水物語』に憧れて、香水を買ってみたり。
山田詠美さんの『僕は勉強ができない』『放課後の音符』はこんな高校生活を送りたかったなあと憧れました。
梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』に勇気をもらったり、吉本ばななさんの本に癒されたり。特に『キッチン』はホームステイの時にも持って行って暗記するくらい読んでいました。
谷村志穂さんと飛田和緒さんの『お買い物日記』でこんな素敵なものがあるのかと都会に憧れを抱いたり。そこで知ったカトキチのうどんやデュラレックスのコップは手に入れることが出来たので、大好きになったり。
光野桃さんの『おしゃれの階段』『おしゃれの視線』『実りを待つ季節』これらは文庫になるのを待てずに単行本で買って、文庫も買い直したり。
おしゃれとは、美しさとはと考えるきっかけをくれた本です。
齋藤薫『美容の天才365日』も何度も何度も読んだ本。
こんな化粧品が欲しいと思ったり、自分なりに工夫する知恵をもらったり。
吉本ばななさんの本も大好きで、中でも『キッチン』はホームステイする時にも持っていって何度も何度も読んで心の支えにした本でした。
友人関係でつまづいて、1人で過ごすことが多かった高校時代。
私の中の暗黒時代ではあるけれど、読書の愉しみを知った時代でもあります。
大学時代
この頃ハマっていたのが、ハーレクインです。
中古で少しずつ作家買いをしては集めていました。
マクロビや着物にもハマってその関連本を色々と買ったり。
実用的な本が多くなっていった時期でもあります。
社会人
この頃が一番本を読まなかった期間です。
地元出身ということで有川浩さんを知って、図書館戦争シリーズ、自衛隊シリーズなどハマっていました。
他には、蝶々さんの『小悪魔な女になる方法』のようなテクニック本を求めて、何かうまくいく方法はないのかと模索していました。
健康オタクでもある私は冷えとりも始めていて、服部みれいさんの本も好きでした。
結婚後
暮らしの本をよく読むようになりました。
本多さおりさんは引っ越しの時に無印の収納の本をきっかけに知って、その後はお子さんが少し上で男兄弟ということもあってずっと参考にさせていただいています。
美濃羽まゆみさんの暮らし方や子育ての考え方も好きで参考にしたり。
第一子出産後は自然派の子育ての本にハマって、取り入れたいと思いながらも全く上手くいかず苦しくなっていきました。
そんな時に読んだ心屋仁之助さんの『お母さんが幸せになる子育て』という本が衝撃で。
この本をきっかけに少しずつ肩の力が抜けて、自分らしく過ごせるようになっていきました。
今好きなのは桒原さやかさん、小川奈緒さん、OURHOMEのEmiさん、一田憲子さん。
小説家では、青山美智子さん。
今の自分が参考になる暮らしぶりや考え方をする方の本が求めているもののようです。
さいごに
自分の人生を振り返ってみると、本当にたくさんの本を読んできて、そのどれにも影響を受けて今の私があるのだなあと思いました。
そして、時間が経っても、影響の大きかった本というのは覚えているものだなあと思います。
今回振り返ってみた中で、一番今の私が影響を受けたのは、心屋仁之助さんの『お母さんが幸せになる子育て』だなあと思いました。
子どもが生まれてからと生まれる前。
私の人生の中で紀元前、紀元後くらい大きく変わった出来事でした。
そして、母とはこうあらねばならない!と肩肘張ってワンオペで苦しく子育てをしていた時に読んで、こんな考え方があるのか!と衝撃を受けて。
私だって幸せになっていいんだと子どもを生かすことに必死な時に気づかせてくれた本。
子育てに悩んでいる方にこそ読んで欲しいと思うし、出産前に読むともっと自分らしく子育てを楽しめたんじゃないかなあと思います。
引っ越しのたびに本を減らして、紹介した本は手元にないものもありますが、私の心の中には今でも生きている。
そう気づくことができた、今回の企画でした。
皆さまの影響を受けた本はどんな本になりますか?
良かったらコメントで教えてくださいね。
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