1速人間のnoteの続け方

noteを365日続けるっていうのをやってる人がたくさんいる。「東京嫌い」責任編集を一緒にやっている、林伸次さんふみぐら社さんは365日どころか365日を何年もやっている。もはや「マスター(師匠)」とも呼べる人たちだ。林さんは本当にマスターだけど。

毎日書いてると「すごい!○日間連続投稿です!」みたいなんが出てくるじゃないですか。あれねえ、嬉しいですよね。うほ!じゃあ明日も書くぞ!ってなる。でも、書けない時ってぜったい出てくる。飲みすぎた夜とか、悲しすぎる夜とか、バラ色すぎる夜とか、子どもがいつまでも寝ない夜とか、ケンカした夜とか、死にたくなる夜とか。…って、全部夜やないかーい!

でね、そんなときはね、書かなくてええんよ。ええの、書かんくて。ええからな、マジで書かんでええから。大事なことなんで3回以上言いました。

でね、1日書かなないと365日投稿がリセットされます。これがみんな凹むみたいです。また1からになるからねー。しかし「365日連続投稿のバッジ」が欲しい人は写真だけあげてもいいし、つぶやきでもいいからバッジを取ればよいのです。けれど、そういうのがちょっと「ずる」したみたいに感じちゃう人もいる。まあ私なんやけどな。

そもそも馬力はあるが続かない。私のようなタイプは車で言うと「走り出すことが専門の1速人間」。一定の速度で走り続けることが苦手。息切れがしてきて発作的にやめたくなる。そりゃそうだ。1速なんだもん。365日を続けることができる5速の域に達している人は高い回転数で高速を走れる。私のような1速人間は毎日書くなんてとんでもない。1速で高速道路走ったらエンジン焼けます。そう、1速、2速、せいぜい3速までの馬力の者は田舎のあぜ道、町の旧街道なんかをもったり休みつつ、時々思い出したようにウィーン!って走ればよいのです。

「そう言えばあの人おもしろい記事書いてたけど、最近みないな?」って人がいます。検索してみたらnote上にいない。あるいは、アカウントはあるけど最後に書かれたのがもう2年前だったり。今回「東京嫌い」でクリエイターさんに声をかける際「あれれ、今はもう書いてないのかな。…声かけても迷惑かも」と思ってしまう場面も実際ありました。

そんな時見るのはその方が365日達成してるかどうか、じゃないんですね。最近書いているかどうかなんです。もちろん続けるのが得意な人もいれば、休み休みのひともいます。間が空いちゃう人もいる。けれど、大事なのは息継ぎしながらでも小刻みでも、発信していることではないでしょうか。

そもそもここ、noteにいる人たちの多くは「発信せずにはいられない人たち」です、おそらく。毎日続けられたらそれも素晴らしい。けれど、毎日だけがnoteじゃない。毎日が途切れたら終わりでもないし、1からでもないんですよ。続きからなんですよ。ココ大事ですよ、ちゃんと繋がってますから。振出しに戻りませんからね。連続とか、どうでもいいんですよ。そもそも毎日の概念ってなんなんだ、って話ですよ。大事なのは自分の中で繋がっていること。次書くまで1週間開いたっていいんです。1ヶ月開いててもいい。何度でも書き始め、またそこから続きを始まればよいのです。

そうやって1速ながらnoteを5年続けてきたわたくし。今こんな風に同人誌までみんなと作ることができて、ホンマに幸せですが「東京嫌い」、昨日は関西発、まぶたゆりこさんの作品でした。今日は誰かな?古参クリエイターもニューフェイスも21名それぞれの「東京嫌い」をお楽しみください。300円で全作品が読めます。なんてことだ。


この記事が参加している募集

noteのつづけ方

noteの書き方

サポートありがとうございます!旅の資金にします。地元のお菓子を買って電車の中で食べている写真をTwitterにあげていたら、それがいただいたサポートで買ったものです!重ねてありがとうございます。