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まだギリギリ古参ぶれるぞ!「電音部」のココがスゴい!を語る記事

 ついに”始まって”しまいました。バンダイナムコエンターテインメントが贈るダンスミュージックをテーマにした音楽原作キャラクタープロジェクト「電音部」が。
6月にプロジェクト発表があってそこから約8か月。各キャラクター曲のリリースオンラインイベントでおれたちコンシューマーのボルテージを上げに上げまくってからの、満を持して2月7日に発表されたプロジェクトの数々!!ストーリーテリングの役割を果たすムック本Remixアルバム発売、そして電音部単独のイベントなどなどなど。ぜひ上のリンクからサイトに飛んでその量に驚いてほしいです。一つ二つくらいかな~と思っていたら洪水のように次々に情報が解禁されていくものだから、マジでぶったまげました。いや~ワクワクが止まらん。この記事を読んでくれているみなさんも、そうだろう!?


……いや、そう決めつけるのはまだ早い。もしかするとまだ「電音部」をよく知らない、という人がいるかも知れないし、「D4DJ」と何が違うん?と思っている人もいるかもだ。と、いうことで今回は改めてバンナムの新規IP(知的財産)である電音部のスゴイポイントを3つに分けてざっくり紹介していきたいと思います。いよいよ本格始動したこのプロジェクトの古参ファンになるには、今がチャンス!ちなみにワタクシ以前も電音部についての記事を書いていて、そちらも読んで頂けるとより電音部の魅力が伝わると思いますので是非。


電音部のココがスゴイ!①「Mika Pikazo」さんの秀逸なキャラクターデザイン&声優のキャスティング

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 まず触れるべきはここでしょう。イラストレーターの中でもひときわ目立つ存在である「Mika Pikazo」さんがデザインしたキャラクターたちは本当に魅力的。登場人物たちは3人1組のチームで活動しているんですけど、一目見ただけでもキャラクターのパーソナリティやチームの雰囲気がざっくり掴めると思います。例えば左側の3人は「ハラジュクエリア」の高校で活動していて、現実世界の原宿のように「カワイイ」が溢れる個性的なデザインがなされています。わかりやすくて秀逸なデザイン、良い…。
 そして個人的に注目したいところは各高校のセンターの表情。全員笑顔なんですけど、キャラクターのことを知っていくとその笑顔の意味の違いが分かってくるんですよね。例えば右端のキャップを被った女の子。名前を「黒鉄たま」というんですけど、ちょっぴり生意気な性格でよく人を煽っては痛い目に遭っているんです。その性格を反映したようにイタズラっぽい笑みを全方位に浮かべています。かわいいですね。
とまぁ、こんな感じでキャラデザひとつ取っても気合の入れ具合がバチバチに伝わってきます。
 
 さて、次はキャスティングについて。なかなか珍しい起用がされていてとても面白いです。例えば「アキバエリア」の高校で活動する主人公の役割を担うキャラクターの声優は、ディアステージという秋葉原にゆかりのある事務所からキャスティングされていたり、作中でボス的な位置づけにある「帝音国際学院」の3人はにじさんじのVtuberが担当しています。他のコンテンツに生身(?)のまま出演することはこれまでも多くありましたが、今回のようにVtuberが演者として架空のキャラクターに声を当てるのはなかなかに新鮮で、面白い試みです。


電音部のここがスゴイ!②二次創作を公式が完全公認!?

電音部二次創作

 これすごいっスよね。公式が二次創作を暗黙に許可することは多々あれども、電音部のようにそれを推奨するスタンスを取ることはこれまであまり例を見なかったように感じます。しかも「ファン活動の一環」であれば、金銭のやり取りが生じてもオッケーみたいです。さすがに寛容すぎやしません?
 クラブミュージックとリミックスは切っても切れないもの。DJというクラブカルチャーを扱う上で、この文化の重要性や大切さを”理解”しているバンナムは流石です。ファンと一緒に双方向に盛り上げていくコンテンツという新しい形のエンターテインメントだと思います。ワクワク感を肌で感じられるのはオタク的に超楽しいですからね!!

少し話の腰が折れてすみません。実際、サウンドクラウドで「電音部 remix」と検索するとたくさんの曲がヒットします。リリースされている曲が他コンテンツに比べてまだ少ないのにも関わらず量も質もすごくて、「こういう解釈の仕方もあるのか~」とめちゃくちゃ楽しませてもらってるので、個人的に好きなリミックスを貼っておきます。

我らがAiobahnが帝音(シブヤエリア)の瀬戸海月さんに書き下ろした楽曲のリミックスです。ちょっとベタ打ちっぽく感じるんですけど、それが良い感じに80年代アニメのキャラソン感を醸し出しててめっちゃ好き。原曲と比べて、どこか懐かしさや温かみを感じます。あとこの曲とストリングスの親和性、異常。


電音部のココがスゴイ!③タッチポイントの豊富さ。
音楽、イラスト、ファッション、声優、Vtuber。

 あなたの「電音部」は、どこから? ちなみに自分は音楽からです。参加アーティスト発表がされた時の「やべー奴らきたー!」感ヤバかったですよね(語彙力無)。
 個人的にはこのポイントが一番凄みを感じます。この電音部というプロジェクト、マジでこの世の全てのオタクがターゲットになってます。さながら音楽系コンテンツのエンクロージャー。
前述したようにキャラデザに「Mika Pikazo」さんを起用し、キャストにもこだわり、アイドル声優さんからDJに造詣のある声優さん、さらにはVtuberと全方面に糸を張り巡らせて活きの良いオタクが引っかかるのを電音部沼で待っているんですよ、バンナムは。全く、ニクイぜ…。

と、こんな風に書くと何かセコい感じに聴こえちゃいますけど、オタク的にはこんな風に自分の知らなかったコンテンツに自ずと触れられることはとてもありがたい、と思います。今まであまり触れてこなかったコンテンツにハマるきっかけにもなるし、元々好きなコンテンツに新しい発見をすることもできるんじゃないかと思います。例えば音楽から入った人がVtuberに興味を持ち、意外に著名なコンポーザーが楽曲を提供していることを知る、みたいな。伝わるかな…。
電音部にハマったきっかけを語るだけでも、それがそのまま自分の好きなものを語ることと同義になるのも良いっスよね。電音部をより多くの人に知ってもらうためにタッチポイントを多くしていることももちろんあると思うけど、「電音部」を知った人たちが、未知のオモシロコンテンツに出会うという体験をしてほしいという思いも込められているんだなと思います。
 そして個人的にはファッション、アパレルの所でもどんどんコラボしていってるのがアツいですね。既に作中の「ハラジュク」のメンバーと実在するお店「原宿PARK」とのコラボや、スピンズとのタイアップは始まっています。そして何より公式Remix企画の一環として「NC帝國」を始めとした電音部参加アーティストのジャケットを手掛けるアーティストたちのアパレルが見られるのが嬉しい。

電音っぶ

 いやこっわ。治安クッソ悪そうで良いっスよね。買います。


最後にまとめ&告知!

電音部イベント

 最後まで読んで頂きありがとうございます。この記事でこのプロジェクトのスゴ味が少しでも伝わっていたのなら、とても嬉しいです。2021年の覇権は「電音部」が頂く、と言わんばかりの内容だったと個人的には思います。だから古参になれるのも、今だけ!と、そういうことです。

ということで、最後に(勝手に)告知を。ついに、待ち焦がれたDJバトルの開催です!電音部の物語の根幹と、プロジェクトの真髄を担うこのイベントがいよいよ行われるということで、これはもうスゴイものを見せてくれることを期待するしかないです。

電音部イベント2

 そしてこんな感じでバンナムは他にも楽しみを提供してくれるようです。いや…マジで盛りだくさんすぎる。ちなみにこの日にも大きい発表があるとのこと。止まんねぇな、オイ!!
 
 ……と、まぁ色々語りましたが最後に一つだけ。しつこいようですが、この2021年は「電音部」がキます。なので古参になれるチャンスは今なのです。この記事を読んで少しでも興味が湧いたのなら、すぐに調べて、曲聴いて、電音部沼にハマってください。それでは。

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