【ご採用事例のご紹介①】セミオーダーシール&紐付きクラフト
皆さんこんにちは、
アサヒパック広報の小林です!
こちらの記事では、日ごろご愛顧いただく皆様のご採用事例をインタビュー形式でお届けします。今回お話を伺ったのはこちらのお客様。
取材に快く応じてくださり、ありがとうございます!
セミオーダーの小袋シールで高級感を演出。
美味しい「長狭米」をぜひ手に取ってほしい!
千葉県内で指折りの良質米産地「長狭地区」
―― 詳しい方で無いとなかなか“長狭”という産地に聞きなじみがないかも知れません。エリア的にはどういった土地柄なんでしょうか?
渡久山 千葉県の清澄山系と嶺岡山系に挟まれた地域が“長狭”です。真ん中に加茂川という川が流れていて、東西に開けているので日当たりも良いです。土はカルシウムとかミネラルが豊富な“重粘土質”なんですが、そのせいで機械がはまって抜けなくなっちゃったりするんです!
黒川 みんなで引っ張り出しましたけど、はまった時はびっくりしちゃった(笑)。でもあんなに苦労して、機械が壊れるくらいまでになっても辞めないんですよ。取れるお米が美味しいから。
渡久山 今管理している田んぼは長狭地区の中に何カ所かあるんですが、特にこの北風原っていう所は、字のとおり北風が吹き込んでぐっと寒くなるんです。冬なんかここだけ雪が降ったりします。
―― 房総半島の南側って暖かいイメージでした(汗)。雪が降るとは…意外ですね。
黒川 寒いですよ、冬(笑)。
渡久山 嶺岡山系を越えちゃえば暖かいので、お花も綺麗でイメージどおりですけどね。
黒川 平地と比べるとここで2℃くらい、棚田で有名な大山千枚田辺りまで上がるともう2℃低い、なんてこともあるみたいです。
―― もしかすると夏の間も昼夜に寒暖差が生じて、稲に良い影響を与えているのかも知れませんね…!
白い”晒し”のクラフト袋は、道の駅でひときわ存在感を放つ
―― お米の販売は現在どうされていますか?
渡久山 地元の直売所と道の駅に置いてもらってます。他の方々はほとんどが茶色いクラフトの袋なので、
黒川 うちの白いクラフトは目立つよね。
渡久山 目立つね〜。メインの小袋シールも、袋に貼った時に高級感が出るイメージで作ってもらって。品種ごとの丸型シールも色違いでアサヒさんにお願いしてますけど…
黒川 あきたこまちの赤色を濃くしてもらったり、コシヒカリも違う色だったのを青にしてもらったり、
渡久山 色とかデザインとか、こだわっちゃってすみません。
―― いえいえ、お客様の反応を見ながら、ご注文の際に都度『こうして欲しい!』とご相談いただければ大丈夫です。
渡久山 助かります!お米は一部、地元の卸さんに出したりもしてるんですが…
黒川 本当はなるべく、田んぼごとで混ぜたくないんですよね。
渡久山 そうなんです。なので、直売所での販売はできる限り続けて行きたいなと思ってます。今は近場にしか出せていないので、今後はもう少し離れた道の駅にも置かせてもらえたらいいな、と考えてますし、ふるさと納税とかネット販売にもチャレンジしたいです!
マイナーだけど美味しい”長狭米”をぜひ知ってほしい!
―― なるほど、それだけ自信を持ってオススメできるお米なんですね。
渡久山 そうなんです、が…、実は今担い手がどんどん減っていて、田んぼの管理をいくつもお願いされちゃってるんです。
黒川 当然それに合わせて仕事も増えるので『辛いよ〜』って泣き言を言いながらやってるんですけど、採れるお米がとっても美味しいので、辞められないんです(笑)。
渡久山 辞められないねえ(笑)。私も一時期ほかの県に住んでいて、スーパーで普通にお米を買いましたが、どうしても物足りない。やっぱり地元の“長狭米”って本当に美味しいんだなあって。だけど、今の私たちなんてここでは若い方で、親戚のおじさんにアドバイザーとして手伝ってもらったりしてるんですけど、その世代がいなくなっちゃったら一体どうなるんだろう、ってちょっとゾッとしてます。そう言った産地の現状も含めて、全国ではまだまだマイナーな美味しい“長狭米”を少しでも広めていけたらいいな、って思っています!
※本記事は弊社発行「こめすけ 45」に掲載の内容を加筆修正し、再構成したものです。
※取材は2022年8月に行いました。