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自販機の恋人 応募用
「彼女欲しいなあ」
「また言ってんのかよ」
「だってさあ、俺ら大学生よ?人生の夏休みよ?」
「本格的に卒業できなくなるぞ」
「女に興味ないのか?」
「今はそんな気分じゃないってだけ」
「なんだよ、選び放題のくせに…」
「なにか言ったか」
「なんにも」
俺、須藤涼太はとにかく彼女が欲しかった。
同じ学部でなんとなくつるむようになったこいつ、益子は顔が良い。頭も良い。遠巻きに女の子た
自販機の恋人 あらすじ
いつもは見かけない場所に自販機が現れるんだ―――
大学生の須藤涼太は彼女が欲しかった。
友人の益子に聞いた信じがたい都市伝説のような話。
合コンがうまくいかなかった帰り道、彼を誘う不気味な音と光をまとった自販機。
『まさかな』
益子の話通りに次々と自分に惚れる女達。
すべてが自分の思い通りになることに、優越感を感じずにはいられない。
ではその優越感の矛先とは?
気づかぬうちに誇大化した自
ワンマンナイトショー
『今日はみんな集まってくれてありがとう!
ほんとにね、私緊張しちゃって、背筋もぴんとして固くなっちゃってさ笑
やっぱりね、こうやってみんなと顔を合わせられる時間って意外と短いから。
こういうの刹那的っていうのかなぁ、クサいけど
みんなと会えて嬉しいの。
時間を共有しているのって特別だから。
私はいつでもここにいるけれど、みんなが足を運んでくれないと会えないわけだからね。
何日間かあっても、一日