俺はまだ本気出してないだけ(日記 6/13〜6/15)
6月13日(木)
今日も今日とて義母の送迎業務。本日はお墓掃除→お医者さん→スーパーとフルコース。ふー。お墓掃除は一緒におこなって、あとは待っている時間を使って銀行やらドラッグストアやらこまごまとした用事をこなす。スーパーで買い物を終えた義母から電話があり、迎えに行くからどこそこで待っているようにと伝えた。しかし、それが義母の思っている場所とは違ったようでかなり探し回った。電話でどこにいるのか聞いて向かう。義母、そこで待っていてくれれば良いのに、彼女も動くものだからなかなか遭遇しない。暑いので熱中症にさせてはいけないのでヒヤヒヤしたがやっと会えた。「ごめんね」の一言が欲しいと思う私は鬼嫁だろうか。そんなことないよねえ?えっ、もしかして私の方が「ごめんね」と言うのを義母が待ってたのか?そんなことないよねえ?
本屋へ行き、村井理子さんの新刊「ある翻訳家の取り憑かれた日常」を買う。Webで連載されていた日記エッセイ。連載もずっと拝読していたが、書籍化も楽しみにしていた。村井さんの文章はとてもテンポが良くてグイグイと惹きつけられて、気がつくとどんどん読み進めていることが多い。こんなふうにユーモアと少しの毒(?)のある文章を書きたいものだといつも思う。憧れ続けながらこれからもずっと書いていきたい。
6月14日(金)
今日は整形外科へ。病院を変えて約1ヶ月が経ち、今では毎週リハビリに通うのがとても楽しみになっている。リハビリ通院はピアノのレッスンに通うのと似ているところがある。通うだけでは治って(≒上手になって)行かなくて、毎日の自宅でのリハビリ(≒練習)があってこそ。そして家で一週間リハビリ(≒練習)したことを通院(≒レッスン)で見てもらって新たに指導してもらったり、自分がリハビリ(≒練習)していて疑問に思うことを質問する。ね、似ているでしょう。だから性に合っているのだと思う。コツコツ積み上げて良くなっていくことが楽しくてやりがいがあるのだ。担当の理学療法士さんもとてもわかりやすく教えてくださるし、励みになる言葉もくださる。これらも「師」に恵まれているという点で共通している。
6月15日(土)
小学校低学年の子くらいのレッスンだと彼らが興味が持てるようにクイズ形式にしながら進めることがよくある。例えば「このメロディーと同じものが後から出てきます。さてどこでしょう」「前に〇〇の曲で出てきた和音が使ってあります。さてどこでしょう」というふうに、全部こちらが先に言ってしまわずにクイズにすると集中もしてくれる。
今日、ある小1の男の子の個人レッスンで同じようなことを出題していた。ところが正解がわからなかったようで「答えはここでーす」と私が正解を出すとそのたびに「多分そうだと思ってた」とか「わかってたけど言わんかっただけ」とどう考えても後出しジャンケン的なことを言うので(笑)、めっちゃ面白くて可愛くて笑いを押し殺してしまった。どんだけ負けず嫌いなのよ(笑)。で、「そうかー、わかってたんか、すごいなー」と言ってあげるのだ(笑)。一応彼にもプライドがあるからね(笑)。
また「ここは前も弾いたことある伴奏の形だからすぐできるんじゃない?」と弾かせてみたが彼がうまくできない箇所があった。するとその負けず嫌いボーイ、何て言うかなと思ったら「俺はまだ本気出してないだけ」と言った(笑)。レッスンにパパさんも同席されていたのだが、さすがにこれには私とパパさん、揃って大爆笑。パパさんも「お前〜〜、とっとと本気出せよ〜〜!」とヒーヒー笑いながら突っ込んでおられ、私も涙出るほど笑った。
それにしてもいったいどこでそんな言い回し覚えてくるんだ(笑)。まさか、パパさん...あなた普段からよく仰ってるんじゃないでしょうね(笑)。
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