今日のこと 夢中になると時間を忘れる

最近取り掛かっていた刺繍キット。
刺繍部分が午前中に全て刺し終わって、あとはミシンをかける工程が残っていた。

ミシンには苦手意識がある。
うまくいかなかった思い出がたくさん蘇る。
糸が針に入らなかったりとか、下糸が絡まったりとか。
だからずっと敬遠していた。
ミシンでやったほうが早いところを手縫いでしのいだこともあった。

それでも今回はミシンに挑戦してみようと思った。
以前noteにも書いたけれど、オリジナルの刺繍を施した布小物を販売したいなあとぼんやり思い始めたからだ。
刺繍はできるがそれを巾着やらポーチやらに仕立てる能力がない。
ミシンへの苦手意識を克服しないとこの夢を叶えるのは難しい。

そんなわけで、今日急いでミシンで仕立てる必要は全くなかったのだが、結果的に数時間でミニバッグが完成した。

裏地付き

ミシンが順調に動いてくれたおかげだ。
一度縫う場所を間違えたが、糸を切ってやり直して事なきを得た。
今までバッグを作ったことがなかったから、作り方を見ては「？？」だった。
半信半疑で作り方どおりに進めたら立派なバッグになって、感動した。

何より自分が集中して、途中投げ出したりせずその日のうちに完成したのには驚いた。
夢中になっていた。
楽しいと思った。

夢中になると時間を忘れる。
いつも襲ってくる空腹や口寂しさはどこかへいった。
私はいつも時間を持て余していて、1日の長さや時間の進み具合に辟易としていた。
でも夢中で何かをやると時間はあっという間に過ぎる。
充足感も得られる。

作れてよかった。
本当によかったなあ。
ミニバッグはかわいくできた。
それ以上に、達成感に包まれている。