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【本から学ぶ】別れの痛みに感謝する【10-5】

比較的平穏な暮らしをしていますが、ふと心配事が頭の中に浮かんできます。

家族が病気になったらどうしよう、友人がいなくなったらどうしよう、仕事がなくなったらどうしよう…全て根拠なき心配ですが、頭に一度浮かんでしまうと、しばらく頭から離れなくなってしまいます。

『本来無一物』(ほんらいむいちもつ)
ーーあらゆるものは、自分が生きているあいだ、一時的に与えられた”借りもの”に過ぎない。もともと何も持たずに生まれてきたのだ。何にも執着するな。
宇佐美百合子『こだわらない とらわれない もう、悩まない』,サンクチュアリ出版,2012,P91

この言葉にハッとしました。以前、不安というのは物事を自分でコントロールと思っているから生まれるということを学びましたが、今回のこともこれに通じるものがあると思うのです。

家族、友人、仕事を「自分のもの」のように錯覚していたのかもしれません。もともと自分のものなんて、何一つなかったんだ。今、私の周りにいる人、物は一定期間私の所にいるだけなので、失った時はその一定期間が終わったんだと思えば、別れや喪失を悲しみすぎることがなくなりそうです。そして、今まで私の近くにいてくれたことに感謝できるようになるのが大切ですね。

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