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【本から学ぶ】幻の「誰かの期待」を手放す【16-5】

今回もワークに取り組んでいきます。

フェーズ3:善良なところ、弱いところを受け入れないフェーズ

□クールでかっこいいことが大事
□怖がられることがある
□お人好しな人が嫌い
□「人からどう思われてもかまわない。自分は自分」と思う

時田ひさ子『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』,あさ出版,2022,P140

以前、どのフェーズもそれなりに当てはまると書きましたが、よく見るとこのフェーズは一つも当てはまっていませんでした。当てはまる人は自分の善の部分や弱い部分を見ないようにしているので、自分のその側面に向き合うことが必要だそうです。私は善良かは分かりませんが自分は弱い存在だと自覚しているので当てはまらなかったと思います。ここのワークは不要そうだったので割愛します。

フェーズ4:期待に応えるために自滅するフェーズ

☑わりと何でもはじめから上手く出来る
☑だんだんアドバンテージがなくなっていくことに焦る
☑コツコツ努力できない自分を何とか修正しようとしている
☑気楽にやる、自分を大事にする感覚が分からない

時田ひさ子『かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方』,あさ出版,2022,P148

フェーズ3と対照的にフェーズ4は全て当てはまりました。上2つは仕事を変わるたびに実感し、今の職場でも最近感じています。最初に教わったことは比較的スムーズに出来るので、職場の人から「割と出来る人」という評価を受け、その後のハードルが上がるのですが、だんだんアドバンテージがなくなることで、仕事がうまく進まなくなり「元々割と出来る能力があるのに、やる気がないダメな人」という評価に変わっていきます。その評価を周りの人の態度から感じ取ってしまうので、精神が削られていきます。

本書によるとこのフェーズの人は、まわりの人たちの期待を設定し、自分で自分を締め付けるクセがついているそう。誰も何も言っていないのに自分で自分を苦しい状況に追い込んでしまう。

え・・・。私は周りの期待に応えすぎて、ハードルを上げられて、失敗して、自分がダメになっていったと思っていたのですが、周りの期待だと思っていたものは自分が勝手に作り上げた幻だったということなのでしょうか。これは私にとって、かなり衝撃的な情報でした。まさか自滅していたなんて・・・これは早急にこの癖を直さないと、また仕事関係で失敗しそうです。怖い。

ワークで「誰の期待を感じているのか知る」「その声を手放す」ことを目指します。

「自己の重圧」を手放す

ワークを要約すると次の通りです。

①何かをしようとして出来ない時に、誰のどんな声が頭に浮かぶか特定する
②その声でどんなことを言われているか?
③その声をどんな表情で言っているのか?その表情から込められている気持ちを把握する
④その人の発言をそのまま繰り返して「ですよね」と言ってみる
⑤言った時、のど元や胸あたりに何か感じたか?

私は仕事関係で自滅することが多いので、仕事を想定してやってみようと思います。①は上司の声が多いです。以前の職場だとクレーマー気味の顧客たちも入ります。・・・これを考えていたら過去の上司達との苦い思い出が溢れてきて心がつらくなりました。このワークは繊細なワークでつらくなる人もいるそうなので、少しずつ休憩しながら進めていこうと思います。(この記事を読んでいる方で繊細さん(HSP)の方がいらっしゃいましたら、この先は読んでいると辛くなってしまうかもしれないので、辛くなったら遠慮なく記事から離れてください)

②上司やクレーマー顧客からは「なんでこんなことも出来ないの?」「がっかりだ」「他のスタッフに変えてくれ」などと言われています。

③その人達の表情は落胆や失望、あとは責めるような怒りの表情が見て取れます。

④そう・・・ですよね。

⑤喉のあたりが締め付けられるような苦しさと胸にモヤモヤが残っています。

終わった後に体から力が抜ければOKだそうです。う~ん・・・確かに少し胸の辺りがスッキリしたような気がします。ただ、このフェーズは私が今まで苦しんできた状況の本質だと思うのでもう少し明確な実感が欲しいところです。精進します。


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