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フジロック予習その25 ~American Dream Express~
多様性とは彼らの事だったのか。
日本、ブラジル、アメリカ、アラブ、それぞれにルーツをもつ彼らには、まさにワールドワイドな音が鳴っている。
サイケロックではあるが、メンバーと同じく無国籍なジャンルに括られないバンドサウンドかと。
ブルージーなロックテイストも感じれば、ダンサブルなサウンドで跳ねちゃいそうな所もありつつ、サイケを縦横無尽に走り回ってる。
髭(HIGE)や懐かしのGreat Adve
フジロック予習その24 ~草田一駿~
過去のルーキーアゴーゴーでジャスピアニストで出演した人っていただろうか?
意外性と共に期待値がとても上がっていく。
5歳からクラシックピアノを始めて、13歳から作曲も始めた、とのこと。
高校生で日本の大きなジャズコンクールで賞を取り、RIRI等とコラボしているという事で、恐らくその界隈では既に知られた存在であるんだろうと。
プログレJAZZっぽさがあって、Mouse on the Keyとか
フジロック予習その23 ~MÖSHI~
Next Trackでそのアーティスティックサウンドはボーダーレスを越えて唯一無二。
MÖSHIはLaastcという東京、ロンドン 、NYを拠点に置くアーティスティック集団の一人。Laastcは東京芸大やロンドンの芸術大学の学生を含めた 、音楽 、アート、ファッションデザイン、グラフィック、映像のアーティスティック表現を行う集団で、<混沌と秩序>をテーマとして様々な活動を行っている、とのこと。
フジロック予習その22 ~GAME CENTER~
先程のBearwearと同じく、インディー系統のエモバンドではあるが、何かが違う。
そう、エモというより青春。そうあの頃の青春を思い出す、エモ。
ボーカルのはっきりとした日本語歌詞がその青春さを引き立たせているのか。彼らの雰囲気というか、ジャケも含めて少し青臭さを感じる所がそう思わせるのか。
でもその歌声、歌詞、バントサウンドが、染みる。
そう考えるとバンド名も凄くしっくりくる。放課後にゲ
フジロック予習その21 ~SARM~
次世代フィメールシンガーが遂にフジロックにやってくる。
彼女の経歴を見てみると、いやはやルーキーの名を付けてしまうのが申し訳くらいに、様々な活動を行い、様々な人達とコラボレーションしてるじゃないですか。湘南乃風、サバナガン、The Game Shop、ハンドレッドバード等、24歳にして経験値高め。
大阪は高槻出身の24歳の彼女。24歳とは思えない位に渋い。
大西ユカリや中納良恵に続く、その雰囲
フジロック予習その20 ~Bearwear~
東京で活動するKazmaとKouの二人が中心となったバンド・プロジェクト、Bearwear。
音楽のボーダーレスを、ここ日本を起点に考えた時に海外のシーンにあるサウンドと遜色なく活動する事か、自信のパーソナルが海外で認められるか、この2点になるのかと勝手に思うのだが、彼らは海外のインディーシーンと遜色ないサウンドを作りあげる、前者のボーダーレスだと感じる。
エモでチルでドリームポップなバンドサ
フジロック2020開催延期
とうとう発表されてしまいました、今年のフジロックは開催断念。来年へ延期となりました。
smash代表、日高さんのメッセージを読むと胸が熱くなりますね。ホンとのギリギリまで開催に向けて調整し続けていたのだなと思われます。
うすうす分かっていながらも「もしかして…」とアナウンスがされまでは1%の可能性に少しワクワクさせて頂きました。
しかし、今年のチケットは無効にならず、来年使えるとのことなので
フジロック予習その19 ~Lindstrom~
北欧 Nu-discoの雄としてPrince Thomasと長年その地盤をささえ続けてきた一人。
ノルウェー・オスロから世界へ発信されるDisco Tuneは高揚と心地よさが混在するパラレルワールド。
コズミックでチープ感もある、BPM110~120で纏められた緩さかなクラブサウンドを聞いていると、この時間が延々に続けば良いと思ってしまう程に、ただずっと踊り続ける事ができる。
Nu Disc
フジロック予習その18 ~Men I Trust~
カナダのインディー・シーンは何故ここまで緩さと心地よさを同調させた人達が多いのだろうか。
マック・デマルコにしろHomeshakes、そしてMen I Trustも。
(彼女達はカナダ・モントリオール出身)
なんだろ、カナダの風土が音楽も緩くさせるのか、それとも隣国アメリカに迎合しないスタンスなのか、とにもかくにも独自性がある。
Men I Trustもまた、力の抜けた、DIYな雰囲気漂うバ
フジロック予習その17 ~GOGO PENGUIN~
幾重にも重ねられたパターンは、複雑でありながら聞いている内に彼らの世界に入り混んでしまう。
テクニカルさと冷静さを感じられるドラムとピアノに、そこを下支えしバンドの深みを与えるベースサウンド。
現代JAZZという枠組みを越えて、クラバーやロック/エモ、クラシックにも通ずるそのバンドサウンドはライブでもスタジオでも家でも、様々な状況にフィットする心地よさ。
日本のmouse on the ke
フジロック予習その16 ~Elephant Gym~
日本だけでなくアメリカなどワールドツアーも行っている、今や台湾を代表する3ピースマスロックバンド。
彼ら自身もtoeの憧れてるのを公言している通り、エモーショナルで繊細なサウンド。
この2年くらいで日本でライブやフェスも何度か出演し、今年の日本でのワンマンもソールドアウトと、すっかり日本でもお馴染みになりつつある。
MC可愛すぎ。こりゃ日本でも人気になるの間違いないわ。
その可愛さから想像
フジロック予習その15 ~Jackson Browne~
フジロックは世代間が無くなる場なんだと思う事がしばしば。
特にヘブンとかに出てるアーティストなんかは若い人達が初めて聞いたり見たりするので、そこでの新たな刺激が自身の音楽の幅を広めるきっかけとなったり。
そういう所でも、今回、Jackson Browneがフジロックに出演するというのは、ある世代には「待ってました」と言わんばかり。若い世代にはぜひ知って欲しい機会。
私みたいな若輩者がJacks
フジロック予習その14 ~Yumi Zouma~
日本にも三度来日し、インディ界隈ではもう知らない人もいない位に、日本での人気も確立し始めたYumi Zouma。
前作、そして3月にリリースされた新作を聞いて、自身の率直な感想として、現代におけるドリームポップの最高潮と言っても過言ではないくらい、かと。大袈裟な言い回しかもしれないが、それだけの逸材だと認識しております。
そう、Yumi Zoumaは「ドリームポップとは?」という問いに見
フジロック予習その13 ~Celeste~
ブリットソウルというか、英国のソウル/R&Bは様々な源流を汲み取り、独自の色があると思うが、その中でも女性シンガーはアメリカとは違う、妖艶さや独自色が強い。
エイミー・ワインハウスやAdele、最近だとエラ・メイあたりがそのグループに当てはまると思うが、それぞれ個性が際立っているのと、形が無い、という所がイギリスのソウルシンガーの特徴なのかと自分的視点。
そのイギリスの女性シンガーの新星として
フジロック予習その12 ~Bruno Major~
今年のフジロックの新旧男性SSWの充実度よ。
それが時代の流れかもしれないけど、Tom mischやCory Wongの新時代SSWから、Rufus WainwrightやJackson Browneにあたりの往年の人達まで一同に介するフェスは海外見ても中々ないよなぁ、と。
その新時代SSWの一人として、Bruno Majorも特筆すべき一人かと。
彼もまたデビューアルバムリリース前からSN
フジロック予習その11 ~Fontaines D.C.~
アイルランド・ダブリン出身の彼らは2017年に結成され、次々とシングルをリリース。それらの楽曲がステレオガムやラフトレード等に評価され、アイルランドを中心にイギリスで着実に人気を得ていった。
2018年にはKEXPに出演しアメリカでも知名度を広げていき、Pertisan Recordsと契約。2019年4月にはデビューアルバムをリリース、と2年の間でのステップアップが早い早い。
ボーカルのリー