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フジロック予習その19 ~Lindstrom~

北欧 Nu-discoの雄としてPrince Thomasと長年その地盤をささえ続けてきた一人。

ノルウェー・オスロから世界へ発信されるDisco Tuneは高揚と心地よさが混在するパラレルワールド。

コズミックでチープ感もある、BPM110~120で纏められた緩さかなクラブサウンドを聞いていると、この時間が延々に続けば良いと思ってしまう程に、ただずっと踊り続ける事ができる。

Nu Discoには60~80sのアーバンソウルからチルスイートな楽曲のRe-Editされたものも範疇として含まれそうだが、Lindstromは個人的にはトッドテリエやPrince Thomasと違い、よりスペーシーでコズミックさがある。
PsychemagicのようなRe-Editに特化した、というより、より独自色が強い(もちろん原曲には敬意を払っていると思うが)オリジナリティーの分類になってくるのではないかと考える。

彼の作品で見てみると、アンビエントでチルアウトな作風もあり。曲だけにとどまらずアルバム全体としてもストーリーテラーとして流れがあったり。単なるDJとしてでなくプロデューサーとしての彼の良さも見えてくる。

何なんだろな、この無理のない感じ。ほんと緩やか。EDMとは則さないインディーディスコで、でも多幸感が物凄くて、踊りながら自然と笑みを浮かべちゃう。
世の中でクラブとか行った事のない学生さん達は彼のDJから始めたら良いと勝手に思ってます(笑)

2018年にオスロの現代美術館にて行った、30台以上のアナログシンセとドラムマシーンを利用した演奏が、実に実験的で繊細。そして美術館という普段とは違う空間での演奏。緊張感も音に乗って伝わってきそう。

正直、彼のDJが好き過ぎて、 途中で何書けばいいか分からなくなってきたが、それよりもただ延々と彼のDJやLive setは見て聞いて踊っていられるという事は間違いない。

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