見出し画像

いじめなどの指導に陥る落とし穴

 先日このようなネットニュースを見かけました。

 教員が授業中に生徒を引き抜き、周りの生徒が「あいつチクった」と言い始め、事態が悪化したというものです。


 実際に自分の勤務校でも同じような手を用いる時があります。

 いじめに限らず、今すぐに確認して、学校にいる間に解決させておきたいことということの場合、この手を用います。

 ただし、授業に支障のない程度になるように配慮しなくてはならないので、なかなかしっかりとした聞き取りはできないというのが現状です。

 

 この聞き取りをする際には、休み時間から生徒をよび、話を複数教員で聞くのですが、勘のいい生徒は「あいつどこいった?」といっている様子や、「なんか呼び出されていた?」と聞き取りをしていた生徒に授業後の休み時間などに話しかけている様子があります。

 つまり、聞き取りは密かに行なっているつもりですが、子どもたちの中では筒抜けであることも多いということです。


 今回の事案では、そんな教員の急いで丁寧にやらないとという思いと、生徒間での噂話が悪い方向にいってしまったものだと思います。

 もちろん休み時間から生徒を引き抜くと「保健室に行っていた」という手が使えますが、学級に残された生徒は不安ですよね。

 

 生徒指導上素早く動き、対応していくことが大切ですが、このような事案があったと知ると、今後どのように生徒指導を行なっていくべきかきちんと対応の仕方を模索しなければならないなと感じます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?