マガジンのカバー画像

教育系記事まとめ

224
教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
運営しているクリエイター

#小学校

教員の仕事を効率よくこなす方法

できることは児童生徒に任せる先生が全てやってあげようとするから時間はどんどんとなくなっていきます。任せられることは、多少クオリティが下がってでも児童生徒に任せることで、先生自身の仕事の量を減らすことができ、さらに児童生徒の頑張りに気がつき、価値を広めていくことができるなどたくさんのメリットがあります。具体的にわたしが任せたことは、 学級目標のポスター作成 班ポスターの作成 座席表 予定の管理(急な変更はこの係に伝達) 給食のおかわりなど 宿題点検 プリント(さほ

学級の振り返りの質を上げるためには数値を活用しよう【Google フォーム活用】

学期ごとに自分達の成長を振り返る場面が学年で設定されていることがあります。また、そのような場面がなくとも、4月に語った ”学級担任の願いの確認” や、学級みんなで作った ”学級目標の達成状況の確認” は必要となってきます。 自分達の姿を振り返る時、課題は多く出すことができます。忘れ物が多い、挙手ができない、時間を守ることができていない、・・・。これらの課題を列挙して、実際課題を克服することができることは数少ないでしょうし、自分達の苦手とするところをずっと指摘し続けるというこ

夏休み明けの課題チェックを児童生徒に任せる

さて夏休みが明けると,夏休み前に児童生徒に出した課題のチェックが待ち受けています。これが本当に大変。なんとか簡単に ”出した・出していない” がわかる方法がないか考えた結果,タブレットを用いることで容易にチェックすることができました。今回はそんな方法を紹介します。 事前の準備Googleフォームの作成 Googleのアカウントがなくても並び替えができるように,Googleフォームのはじめに,対象のクラスの名簿を作成しておき,児童生徒が自分で選択できるようにしておきましょう

私が変える教育現場の3つのこと

ずっと教育系の記事を書く気にならず、だらだらと過ごしてきた夏休みですが、なんとなくスイッチが入り始めました😳 そんなだらだら時間のおかげで、 改めて自分の興味のあることがはっきりとしてきたのでまとめてみます。 私は、教育に興味があります。 子どもの成長を見守ることが面白い。 先生という存在にすごく興味がある。 学校という場所に可能性を感じている。 だからこそ、 教育に関わるなかで、私の人生を通じて3つのことを変えたいと思います。 1.どなる教育 2.決めつける教育 3

目的と手段について

以前このような記事を書きました。 教育の中で目的と手段が混在しているということです。 改めて自分の学校での活動を振り返ってみると,「確かに混在しているな」と感じることや,「手段が目的の位置に来ている指導だな」と感じることもあります。 しかし,それ以上に面白いと感じたのは,目的と手段は混在する瞬間があるということです。それは,児童生徒が成長している瞬間です。 この画像をみると,目的と手段がどんどん変わっていく瞬間があることがわかると思います。 したがって,我々教員は,目

たったこれだけ!学級経営で大事にしていること

担任になると日々の授業だけでなく、学級経営も大事と言われ大変ではないでしょうか。 学級が落ち着いていると授業に向かう姿勢ができるので、授業もやりやすくなります。 必然的に学級経営は切っても切り離せないほど大事なのです。 しかし、学級経営がいくら大事と言われても、具体的に何をしていいのかがわかりにくいところがあります。 だからこそ、『学級担任の色が出る』なんて言われたりもします。 そんな学級経営の中で、私が大事にしていることはたった1つです。 それは、 周りに迷惑

初任者はできるだけできないふりをしたほうがいい

 初任者の人は、学校での勤務が始まり4ヶ月が過ぎようとしています。  いきなり児童・生徒の中に放り出され毎日を忙しなく過ごしてきたことと思います。  もうすぐ夏休みです。もう一踏ん張り頑張りましょう。  さて、学校現場で働いていると ”一生懸命頑張っても、なんとなくやっても同じ” と感じてしまう瞬間はないですか?  自分は給料明細や昇給の時などに特に感じてしまいます。  ”長く勤めたものがえらい” という、いわゆる ”年功序列” が色濃く残っている公務員であるので仕

学級目標を決める際に大切にしていること

 もう今年の学級目標は作っている方もいるかもしれませんね。  私の勤務する学校はこれから学級目標決めに入ります。(遅いですよね……)  学級目標は不要という意見もありますが、あっていいものではあると思います。  特に何か行事や振り返りをする際に、明確な目標があるとそこに立ち返ることで振り返りの質を高めることができると思うからです。  そのためには学級目標を生徒が決めることが必要になります。  学校での目標はノルマではありませんから、自分たちでどんな自分たちになりたい

コロナをもってしても教育環境の変化は難しい

 4月も3週間目になりました。  学校が始まり、あたり前のように学校生活を送っています。  昨年度の今頃は休校でした。  休校の課題や動画作成などに追われている面もありましたが、落ち着いてゆっくりと仕事ができ、充実した勤務期間やプライベートの時間を過ごすことができたのではないでしょうか。  さて、今年度の年間行事予定は確認しましたか?  昨年度できなかったからという理由で、たくさん詰め込まれていないでしょうか。  なんのための行事で、その行事に本当に価値があるのか

担任のはじめの言葉

 4月に学級担任として児童生徒にこの学級で大切にしてほしい思いなどを語ります。  その時に自分は意識していることが3つあります。  1つ目は、自分の体験・経験で話すこと  2つ目は、目的と目標を明確にすること  3つ目は、卒業を見通した指導  1つ目の自分の体験・経験で話すことに関してです。  自分の経験したことや体験したことは、聞いたり感じたりしたものよりもリアルさが違います。  例えば富士山に登ることを学級ヘ話し、目標に向かってコツコツと頑張ることなどを話そ

「来年は先生やってないかもね」といったら生徒は驚いていた

 キャリア教育の中で進路指導や職業について調べたり考えたり、自分のキャリアをデザインしたりする授業をしています。  将来の夢があるという生徒もいれば、全く思いつかないという生徒もいます。  夢がないと答えた生徒に対して、「将来の夢を考えろ!」は苦痛ですよね。  絞り出してでも書いている生徒がいますが、なんだかちょっと教育ではない気がしてたまりませんでした。  そこで自己分析を行うツールを使って自分について知る機会をもうけました。  ↓のリンクのは例ですが、このような

GIGAスクール構想、これからの先生と子どもたち

GIGAスクール構想に先進的に取り組んできた茨城県つくば市。昨年の休校中にもすぐにオンライン授業を進めていたのでずっと気になっていました。4月から一人一台端末による授業が本格始動する前に、なるべく先行事例を集めておきたいと思ってオンラインのセミナーに参加しました。 まず,参加したセミナーの冒頭で前国立教育政策研究所長の中川建朗先生からのメッセージを紹介します。 【中川先生のメッセージの要約】(音声録音したわけではないので,ざっくりですが) 現在の世の中はICT,AI,ビ

テスト前になるとする”テスト計画”は本当に必要なのか

 勤務校の中学校では、テスト3週間前になると”テスト計画”を行う時間を学活の時間を用いて1時間ほど取ります。  具体的に何をするかというと、「テスト範囲の確認」「テストまでの日数を確認」「提出物を確認」「テストに向けて自分の学習をどう進めるのかを計画する」ということを1時間の授業で行います。  結論から言ってこの様なテストの計画をする時間は要らないと強く思います。  理由は4点あります。 1.計画を立てることが目的になる2.計画通りやらないといけないと感じる生徒がいる

学校に新しいものが入ってくるときよく起こること

 ついにgigaスクール構想の1人1台のタブレットが勤務校で完備されました。  それに伴って先生にも配布され、活用が求められています。  来年度の研究に関してはICTを用いることが必須のようです。  さて、そんな新しいものが入ってきた時、学校現場ならではだと思うことがよくあります。  それは新しいものに関する"環境整備されていない"ことです。  たとえば生徒用のタブレットは入ってくるけど、アカウントの話は全くない。  先生用のタブレットはあって活用が求められている