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GIGAスクール構想、これからの先生と子どもたち
GIGAスクール構想に先進的に取り組んできた茨城県つくば市。昨年の休校中にもすぐにオンライン授業を進めていたのでずっと気になっていました。4月から一人一台端末による授業が本格始動する前に、なるべく先行事例を集めておきたいと思ってオンラインのセミナーに参加しました。
まず,参加したセミナーの冒頭で前国立教育政策研究所長の中川建朗先生からのメッセージを紹介します。
【中川先生のメッセージの要約】(音声録音したわけではないので,ざっくりですが)
現在の世の中はICT,AI,ビッグデータ…と新しいことが次から次へとやってきます。まさに予測困難な時代に突入しています。そして加速度的にスピード感は増していくでしょう。
でも,どんな社会になっても,世界の主役(中心)は人間!!であることに変わりはありません。大事なことは,新しいことにチャレンジして,新しい技術や文化をなんとか使いこなせるようにすることです。
Society5.0は,すぐ先の未来の当たり前(社会像)です。一人一台端末は,“未来の当たり前”を教育現場にも広げるものです。
そして,中川先生から先生方への3つのメッセージを紹介します。
【一人一台の端末を学びの武器(道具)としてどう生かすか】
多くの人が,何度も言っている「手段と目的をごっちゃにするな~」の話ですね。これからICT活用をするすべての人にもう一度頭に叩き込んでおきたいですね。
端末は間違いなく武器になります。今回の研修会ではたくさん使用例の紹介がありました。完全に武器です。本当にワクワクします。まずは王道でいいので,うまく活用できている事例をたくさん見つけて,真似ていきたいと思います。
【今だからこそ教育の主役は先生】
とても僕たち教員を勇気づけてくれる言葉でした。進化したICTやAIにも教員は負けないということです。
もう少し細かくいうと,先生の仕事が取られるのではなく,これまでの仕事をスリム化させて,「僕たち教員しかできないことを専念してやれるよね」ってことだそうです。
教育は,人が人を育てるものですからね。僕たちだからこそできることを追求していきたいと思います。
【失敗はきっとある。助けてもらう力をつける】
初めての試みの連続です。一人一台端末だって,4月に配布となる学校もかなり多いようです。ただでさえバタバタしている時期に,誰もやったことがないことを始めますので,当然うまくいかないと思います。職員室の中で誰か一人が頑張ってどうにかなるものではありません。「私は苦手だから~」なんて言ってられません。
なので失敗しても大丈夫,「助けて!」が言える人になりましょう。ということでした。
逆も然りですね。知っている知識や経験はどんどんシェアして全体をよくしていければ。
【おまけ】
「GIGAスクール構想の前(つまり現在)は,世の中はSociety4.5くらいまで来ているのですが,学校の校門を一歩踏み入れるとSociety3.7くらいに戻ってしまっていた。教室の中を,社会の当たり前に!」
この言葉がかなり印象に残っています。学校の時代遅れ感にうんうん!と大きくうなずきながら聞いていました。
今回の研修会の本編であるつくば市の先行実践も素晴らしかったので,後日。ではまた。
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