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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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2020年12月の記事一覧

教室で大切にするべきもの

いつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。 今日は「教室で大切にするべきもの」を僕なりにお伝えしようと思います。 1、共感すること3つの柱を軸に説明していこうと思います。 まず、1つ目は「共感すること」です。 よくあるのは、「先生!聞いて聞いて!~なんだけどさ」という話。高学年だと「あの子とけんかした。どうしよう。」などの相談事。他にもたくさんあるんですが、大事なのは「共感」 「それわかるわ~!」「その気持ちすっごいわかる」「大変だったね」「おもしろそ

部活動は教育的に必要だ!!

 こんなふうに思っている教員はどのくらいいるのでしょうか。  部活をすることで普段の生活レベルが向上する。  部活を行うことで精神的にも強くなり、忍耐力がつく。  部活を一生懸命行なっていた生徒の方が学力が高い。  部活を一生懸命できないのであれば勉強だってできるはずがない。  部活で学ぶことは普段の学校生活の中で学ぶことができないことばかり。  耳が痛いほど、部活大好きな教員から自分が言われてきたことです。    さらに「部活動を指導したいから」と教員採用試

個性を伸ばす教育が大事、というけれど

今日は、個性を伸ばす教育について書いてみたいと思います。 私の親は両親とも教師でした。母が小学校教師、父が中学校教師でした。 ですから、学校から帰っても先生がいるわけです。小学校のときは泣きながら勉強させられたこともあります。別に何かがとてもつらいということもなく、単に勉強するのが嫌で泣きながらやっていたりしました。 ところが、それを父親が見つけて、母に対して、どんな教え方してるんだ、泣いとるやないか、と怒って暴力をふるったりすることがありました。 私としては、いや、

Vol.6 Society5.0における教師のあり方

 こんにちは!教育を考える学生たちです。  今回のテーマは「Society5.0における教師のあり方」です。今回は、教育において非常に重要な役割を担っている「教師」について考えていこうと思います。これからのSociety5.0の時代における、理想的な教師のあり方を考えていくうえでの小さなヒントになれば幸いです。 1.変化する教師像 先日投稿した、<Vol.5 進化するICT教育>にも記したように、時代の変化によって教師のあり方にも変化が発生していきます。(記事はこちら)教

教え込み授業が決して悪いわけではない

 2020年(令和2年)も残りわずかとなりました。  令和3年からは新学習指導要領が完全実施されます。  各教育課程ごとに改定のポイントがまとめてありますので、学校関係者は一読しなければなりませんね。  さて、新学習指導要領で求められていることの一つに”主体的・対話的で深い学び”の充実があります。  この充実には各教科のカリキュラムマネジメントを見直し、単元を通した学習のあり方を考え、そして、1つの単元で何をどのように学び、どのように活用するのかということを考えなくて

GIGAスクール構想で教員の意識改革

 令和3年度から自分の勤務校ではGIGAスクール構想をもとにした授業実践が始まります。  GIGAスクール構想は個々に合わせた学習を行うことで、資質能力をより育成することができるとされているものです。  ▽ GIGAスクール構想(文部科学省)HP    いよいよ来年度から完全実施されるため、教員間でも知識の共有が図られています。  授業後の放課後の時間を使って研修を行なったりしながら、全ての教員がタブレットなどの端末をきちんと扱うことができるようにしています。  

できないことは許されるのに、できるのにやらないは怒られる

 以前学校の学年会で新入生を迎えるための会を運営しなくてはいけないことを伝えられました。  その際にコロナウイルス感染拡大防止のために、ビデオでの放送を行うと決定しました。  また、ビデオ放送のために事前に新入生に伝えることを撮影し、先輩からのメッセージであったり、学校生活の様子を動画をとおして実際に見せていくことになりました。  そのビデオに関して編集が必要になってきます。  その編集を本来やるべき役割は年度始めの学年分掌で決まっています。  しかし、その担当者が

提出物を期限までに出せと怒る教員ほど、自分の提出物には甘い

 よく生徒に「提出物は期限までに出しなさい」「提出物出さないと成績よくならないよ」「提出物を出せないと自分が困るぞ」と話す教員がいます。  もちろん、提出物を期限までに出すことは社会人としても求められる力ではあるので、中学校や高校のうちから少しずつ身につけていかなければならない力の一つではないでしょうか。  生徒が提出しなくてはならないものはたくさんあります。  ワークなどの課題・授業中に出される宿題・アンケート調査の紙・参加などの同意書・健康チェックカードなど、多岐に

子どもたちの提出物の管理に関して教員はどこまでやらなければならないのか

 先日こんなことを保護者の方に電話でクレームを言われました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  〇〇先生、うちの子にきちんと提出物出すようにいってくれているんですか!? 提出物きちんとできていたらこんなテストの成績悪いのおかしいじゃないですか。 これじゃあ評定も低いし、高校にいけなくなってしまうじゃないですか。 うちは塾に行かせられるほど経済的余裕がないのに、塾に行こうか迷っています。 学校は手厚くサポートはしてくれない

いじめなどの指導に陥る落とし穴

 先日このようなネットニュースを見かけました。  教員が授業中に生徒を引き抜き、周りの生徒が「あいつチクった」と言い始め、事態が悪化したというものです。  実際に自分の勤務校でも同じような手を用いる時があります。  いじめに限らず、今すぐに確認して、学校にいる間に解決させておきたいことということの場合、この手を用います。  ただし、授業に支障のない程度になるように配慮しなくてはならないので、なかなかしっかりとした聞き取りはできないというのが現状です。    この聞

子どもが「やる気」をなくす環境とは。

素晴らしい授業を見ると、「なにくそ精神」を発揮するというよりも「俺は今まで何していたんだろう。」と卑屈になってしまう、一番だめなタイプのJUNです! 年齢とか経験年数とか関係ないんですよね、授業をするには。もちろん、事前の教材研究から始まり、授業中の受け答えや、間など、様々なテクニックはあるのだろうけど、それを超越して本当に楽しそうに授業をする先生方がいらっしゃいます。 「いつかそんな先生になりたい!」と思いながら日々奮闘しているのですが、「いつまでも自分の学級があると思

時事雑感:私服に土足で、いろんな人が出入りできる「教育」を。

https://www.buzzfeed.com/jp/yuyayoshida/haichi1 こんばんは、しめじです。 今夜は、ニュース記事として取り上げられている内容から。 この方の授業、めっちゃわかりやすい。やっぱり仕事柄、嫉妬とか対抗心とか抜きで、「面白い授業を聞きたい」欲求があるので、結構いろんな方のYoutubeを見ます。 サッカー少年がサッカーの動画見るのと同じ感じです。 鈴木貫太郎さんとか、ヨビノリとか好きですし、この方も今年の春、休校中の課題をやる動

やりたいだけの子が集まると場が荒れる【教員261日目(1年目)】

子供たちだって疲れている。 先週、挙手のない授業をしたり、テストを毎日こなしたり、ただただ多忙を極めている。 そんな中で、子供たちが学びを楽しめるように、創意工夫をした。 その結果、子供たちは学びに向かうことを続けられている。 しかし、楽しいを重視してきたために、楽しいに溺れている。 自分の楽しいが止まらなくなり、楽しいを味わうために暴走してしまっている。 だからこそ、場を無視しがちになる。 周りの人が学べているかなんてどうでも良くなる。 とりあえず、自分が話

教員として意識したいこと

  「教師として最高の姿や最終目標はなんですか?」 いかにも教員採用試験などで聞かれそうな質問です。  しかし、教採対策だけでなく、教師として働くようになってからの方がこのことを意識するようになりました。    最終的には個人として自立していくことが最終的なゴールだと思っています。  要は人格形成になってきます。 だからこそ、 「自分の担任よく覚えてないけど、なんかあの先生のおかげで俺すごく成長したと思う」 と言わせれたら100点満点だと思っています。  そのた