デザインは足でつくる。 〜 ストロガニナを食べに行く〜
デザインって思考を巡らすこと、腕を磨くことも大事だと思うんですが、主観ですが、差が出るなーと常々感じるのは、インプットの量と質。
大きく外している...って思う時は、インプットの量が足りていないか...、得られている情報が本物でないかだと振り返り反省するもんです。(ドラクエでいうギミックみたいなやつに引っかかったり...)
そこで、GW中に何か1つ、自分の気になっていたことを実際に触れようと心に決めました。
【ストロガニナ】を食べる
何でそう思ったか?
ヤクート地方は極寒で、寄生虫も細菌も死んでしまう永久凍土の地。そこで食される【ストロガニナ】という食。(凍った肉や魚をそのまま食べる北海道で食されているルイベのようなもの)
なぜ凍ったまま食べるか?というと殺菌する必要がないことと、ビタミンを死滅させないようにするということらしいです。
火を使わない料理だけではないらしいいですが、主食として凍ったまま出される食材に驚きました。実際に食べてみたい!
おおお!!!! 銀座で食べることが!
ヒトの発展(発達)って...火? じゃないのか?
火を使わない調理方法で栄養をとる文化。(主食で。)面白い...
ヒトの社会文化的進化は、火にあると思っていたのですが、主食が凍っているということは???(不思議)
加熱すると、タンパク質を摂取しやすくなり、病原になる寄生虫や細菌を死滅することができますよね。
消化器官の一部をアウトソーシングしていることで、脳を大きくすることができたと解釈していました。おそらくあっていますと思います。
「私たちは火の使用と料理によってヒトになった」by リチャード・ランガム
「私たちは料理した食物に適応しているのです。つまり、私たちは生物学的に火の使用に適応している種なのです。」by リチャード・ランガム
火を見て感じる暖かさや温度感ってものがデザインは重要だと思っていました。人を惹きつけるために。
団らんの拠点は火(灯)で、コミュニケーションをとり、言語を利用するようになったのは火が大きな役割を持っているので、ヤクート族も団を取っているため、共通かもしれません。
ですが、現地の方と感じる感覚は異なるかもしれないな。。と思いました。
...やはり現地に行かないとわからん...ですが、食したことで、あ。思ったより体が冷える食べ物ではなく、冷たい印象を感じない食べ物だということがわかりました。