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精神的DVの話【キツイ内容あります】

【記載者不明】主人格の葉月に書いた記憶が無いらしい。私達にも書いた記憶が無い。パーツの主張か私達が把握出来ていない人格だろう。

私は幼い頃抱き締めてもらった記憶がない。いつも「子供らしくない」「可愛くない」「親に懐かない」「好きなことしかやらない」「頭がおかしい」毒親に言われてきた一部です。

私には妹がいます。妹は子供らしく親が居なくなると大泣きした。親に懐いた。子供らしく振る舞っていた。

私は親が居なくなっても帰ってくることをわかっていたから気にならなかった。目の前から居なくなっても存在そのものが消えることは無いと理解していた。

あまりにも泣かない赤ん坊だったらしく、近所の人が私が生まれたことに気が付かなかった。未熟児で帝王切開、臍の緒が首に巻き付いていたらしい。

夜泣きも一度もせず、おねしょも一度もしなかったらしい。私は手の掛からない可愛くない子供だった。

遊園地に行こうと親が誘えば「騒がしいから図書館に置いて行って」と言うような可愛くない子供だった。お婆さんは私を見て「愛情を与えてないからだ」と母親を責める。

私は本ばかり読んでいる可愛げのない子供だった。

私はある日から演技をし出した。親が出掛けて居なくなるとわざとらしくキョロキョロしながら無理やり涙を出して探し回った。

親に言われたことは「赤ちゃん返り?恥ずかしい子!」だった。

正直親なんて衣食住を確保してくれる存在だと四歳の頃に認識していたので、代わりになる大人が近くに居れば何も不安は無かった。

不安は無かったけれど寂しかった。抱き締めて欲しかったし褒めて欲しかった。

四歳にして私は親の愛情を知らなかった。

私は可愛げのない子供だった。


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