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(今日の1枚)アレックス・カッツ:Yellow Flags

21stのアレックス・カッツ:Yellow Flags


Yellow Flags、2011/ Alex Katz(アレックス・カッツ)

Yellow Flags、2011

解説:画家アレックス・カッツ:花の風景画「Yellow Flags」(2011 年)

画家アレックス・カッツ(ニューヨーク派)の著名な肖像画や風景画は、一見シンプルに見えるが、クリアな平面ときれいな線を特徴としている。この技法はこの芸術家が 1950年頃からだ。
カッツのミニマルで、どこか、挑戦的な比喩的なアプローチは、抽象表現主義とカラーフィールド抽象化への応答として生まれたものだ。
それは、特に肖像画などの人物画にいえるだろう。

このYellow Flagsは、ミニマムな色彩のクリアな平面ときれいな線で描かれている。気負いのない画風だが、咲き誇る活気に、クリーンな春のエネルギーを感じる・・
このクリーンで活気あるグラフィックな視覚言語は、戦後のアメリカの看板広告とその後のポップアート運動に部分的に影響している。
しかし、アレックス・カッツは、70年にわたる芸術創作を通じて、映画、写真、広告、ポップカルチャー全般を含む幅広い情報源から、自らが、インスピレーションを得た「完全にアメリカ的な視覚言語」を開発してきた。
この作品は、20th半ばに新しいエネルギーの感覚を放射する、ピンクやブルー、そして、グリーン、イエローなどの大胆な色で描かれている。

artoday

アレックス・カッツ(Alex Katz)

Alex Katz

アレックス・カッツ(Alex Katz.1927- /アメリカの画家、彫刻、版画)
1927年、ブルックリン(ニューヨーク)で生まれた。
1946-1949年、クーパー・ユニオン(The Cooper Union for the Advancement of Science and Art/ニューヨーク)学ぶ。
1949-1950、スカウヒーガン絵画彫刻学校(Skowhegan School of Painting and Sculpture)に学んでいる。
1954年、最初の個展がニューヨークのロコ・ギャラリーで催された。
1974年、ホイットニー美術館で「Alex Katz Prints」展
1986年、アレックス・カッツ回顧展が巡回された。
1994年、クーパー・ユニオン・アートスクール(The Cooper Union for the Advancement of Science and Art)は、カッツに寄贈された10点の絵画を売却したことでもたらされた基金と共に「Alex Katz Visiting Chair in Painting」アレックス・カッツの絵画アーティスト・トークの椅子が設立された。

そして、現在、21世紀となり

そして、現在、21stとなり、カッツの美術は広く世界に受け入れられ、今現在は、後継に影響を与えている。
2007年、カッツはニューヨーク州美術館(New York State Museum)で個展を開催。
また、コルビー大学(Colby College/メイン州ウォーターヴィル) は1984年にカッツに名誉博士号を授与している。
1996年10月、コルビー大学美術館は、カッツが寄贈した400点以上の油絵、コラージュ、版画をおさめた新棟をオープンさせたのだ。
それから・・・
そのアレックス・カッツの作品はTATE、MoMA等々、グローバルに展示・収蔵されている。

アレックス・カッツのアートワーク

カッツは、96歳(2024.3)だが、この後も、制作を楽しみにしたい。その年齢でしか、描けないコンテンツがあるからだ・・・

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