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(今日のART)NOON-NOM:Pinaree Sanpitak

NOON-NOM:Pinaree Sanpitak

インスタレーション、Noon-nom 2016 では、ピナリー・サンピタクは、人の身体の形と精神的な形を結び付けている。
ピナリー・サンピタクは、常に人体を想起させてきたが、子供が生まれてからは、「神聖な育む形としての胸」に焦点を合わせた。

Noon-nom 2016 (寄り添う感覚)

Noon-nom 2016

80 コンポーネント: ファブリックと合成ワディング 
Gallery of Modern Art, Brisbane (オーストラリア)

ストゥーパ(仏塔)と「胸のストゥーパ」

女性の胸の形と仏教のストゥーパ(仏塔)との類似点は、「胸のストゥーパ」と題された進行中の一連の作品で強調されている。
これらの作品は、懐と仏教が独自の方法で快適さと精神的に癒しを提供する。

ストゥーパ(仏塔)

noon-nom (2001-2002) 

noon-nom (2001-2002) 

noon-nom (2001-2002) 

オーガンザ、合成繊維、55ピース。
「noon-nom」: 2001 -2002 年/ Singapore Art Museum

このアートワークは、シンガポール美術館コレクションで発表された。タイトルの「noon-nom」という言葉は、母乳を意味する。
作品のタイトルとフォルムは、暖かさと栄養を求めて母親の胸の柔らかく肉厚に寄り添うという、人の初期の本能を想起させる。

参加型のインスタレーション

noon-nom は、芸術作品に触れるだけでなく、人間の女性の乳房という、育み、官能的で、神聖な親しみのある形に近づき、個人的に触れて、訪問者を招待する参加型のインスタレーションだ。
このアートワークは、参加者が触覚彫刻と自由にやり取りできる物理的および比喩的な空間を作成している。
そして、このnoon-nom は、人間関係を再接続する手段として、触ったり感じたりすることの重要性を示してもいる。

noon-nom-2016

ピナリー・サンピタク(Pinaree Sanpitak)

ピナリー・サンピタク(Pinaree Sanpitak/1961- /タイの現代アーティスト)

Pinaree Sanpitak

その作品は、絵画、彫刻、ドローイング、料理と幅広い素材とタイの伝統的なカラフルで強烈な作品を、人間、そして、その女性のモチーフを展開している。
タイの急成長する現代アートシーンに強力な「人間としての女性」の存在感を送り込んでいる。
また、現在も、グローバルに、実に多くの展示会に出展、評価されている。

ピナリー・サンピタク女史は、いわゆるファミニストというとキーワードにはまらない、人間としての女性を追う作品群だ。
この視点は、21世紀型のアーティストだろう・・・

Artoday

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