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ジャニーン・アントニ:パフォーマンと彫刻の曖昧性

ジャニーン・アントニ:パフォーマンと彫刻の曖昧性

ジャニーン・アントニ(Janine Antoni,1964- /アメリカのアーティストで、パフォーマンス、彫刻、写真)                  ジャニーン・アントニは、バハマ生まれのアメリカ人アーティスト、パフォーマンスアート、彫刻、写真の分野で現代アートを制作している。 Antoniの仕事は、プロセスと、制作過程と完成品の間の移行に焦点を当てており、フェミニストの理想を描いている。
ジャニーン・アントニは、口、髪、まつげなどの作品で人体を強調し、精査する事によって、脳を創造のツールとして、または作品の主題として使用し、観客とアーティストの間の親密さを探る。その作品は、パフォーマンス・アートと彫刻の区別をあいまいにしている。

「どんなに型破りでも、あなたを引き込む極端な行為に興味があります」- Janine Antoni

Janine Antoni

略歴とアートワーク- Janine Antoni

Janine Antoni

1964年、バハマのフリーポートで生まれる。
1977年、フロリダの寄宿学校に通う。
1988年、サラ ローレンス カレッジでBA
1989 年、ロード アイランド スクール オブ デザインで彫刻のMFA

ジャニーン・アントニの作品は、バハマで育った経験が、大きな影響を与えている。
彼女がアメリカ社会に順応するのが難しいことが、彼女が自分の身体をTOOLとして使うように駆り立てた理由と言われる。

Slumber(まどろみ)、 1993-1994

Slumber(まどろみ)、 1993-1994
織機、糸、ベッド、ナイトガウン、ポリソムノグラム マシン、アーティストの REM リーディングによるパフォーマンス

Slumber(まどろみ)/ 1993-1994

1994年、インスタレーション/スランバー(Slumber)-1993-1994 and  2000:ギャラリーで 28 日間眠り、寝ている間に脳波計( EEG )が彼女の REM パターン(レム睡眠のパターン)を記録し、それを彼女が寝ていたナイトガウンから、ブランケットに織り込みを行った。その作品は、タブロー・ヴィヴァン(Tableau vivant/活人画)と見なされている。

このタブロー・ヴィヴァン(Tableau vivant/活人画)の焦点は、アーティストを視野の対象として位置付けながら、同時に、アーティストと見る人の間、アーティストとアート機関の間、そしてアーティストの意識と無意識のプロセスに関わる。

演技は自分が意図したものではありません・・

「演技は自分が意図したものではありませんでした。私はプロセスについて、作ることの意味について、オブジェクトと愛憎関係を持とうとする仕事をしていました。視聴者をその制作に引き戻すことができれば、私はいつもより安全だと感じています. 私はそれをさまざまな方法でやろうとしています。残留物、触ること、私たちの生活のすべてに基本的なこれらのプロセスによって...人々はプロセスの観点から関係しているかもしれません...日常の活動-入浴、しかし、私にとって非常に生き生きと適切な場所に人々を留めておくための最良の方法は、プロセスまたは作成を示すことである場合があります。」-Janine Antoni

Janine Antoni

ルイーズ・ブルジョワの影響も

そして、彼女はこのパフォーマーと聴衆の相互作用について次のように述べている。
ジャニーン・アントニは、ルイーズ・ブルジョワ(Louise Joséphine Bourgeois, 1911 -2010 /フランス系アメリカ人のアーティスト/彫刻とインスタレーション・アートで著名)を芸術の強い影響力として挙げており、ブルジョワを「芸術の母」と呼んでいる。

コレクションは

ジャニーン・アントニの作品は、グローバルに、コレクションされている。
サンフランシスコ近代美術館(SFMoMA)、ナショナル ギャラリー(National Gallery of Art)、ソロモン R. グッゲンハイム美術館、ブロード(The Broad/Losのミュージアム)、メトロポリタン(Metropolitan Museum of Art)…etc

1996 – IMMA Glen Dimplex アーティスト賞
1998 – Genius Grant、マッカーサー フェロー(業績に対する報酬ではなく、個人の独創性、洞察力、可能性への投資)
1998 – 絵画と彫刻の助成金、ジョーン・ミッチェル財団
1998 – ラリー アルドリッチ財団賞
2003 – 芸術功績賞、ロードアイランド スクール オブ デザイン
2011 –グッゲンハイム フェロー
2012 – クリエイティブ キャピタル グラント

また、2000 年以来、アントニはコロンビア大学芸術学部の「マスター クラス/メンター グループ」と呼ばれる大学院コースで美術の教鞭をとる。

ンダムになりますが、ジャニーン・アントニのアートワークのコラムに続きます。
お時間の許す折に・・・

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