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写真家 William Eggleston -その色彩はビビットカラー

ウィリアム・エグルストン( William Eggleston 1939- Tennessee, USA)

アンリ・カルティエ=ブレッソンの極める瞬間フォトグラフの影響を受けて写真の世界へ入った、また、ウォーカー・エバンスの影響も大きいといわれる。
1965年からカラー写真の制作を始め、変わり行くアメリカ南部の風景を絵画的タッチの鮮烈な色彩で描写して、ニューカラーの先駆者といわれている。
それは、ユナイテッドのどこにでもある日常のシーンや、旅先のつかの間の風景、廃墟や、荒涼とした世界をファインダーにおさめている。それは、ただ、いつもの何事もない世界なのかも知れないがインパクトが壮絶だ。

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当初は、モノクロ写真を撮っていた。1960年代から、ビビットな色彩のアメリカ南部の世界を展開している。
今で言うとこのLOMOで撮ったような鮮やかな色彩は、当時のイーストマン・コダックの独特な色彩だ。
70年代には、ハーバード大学で、”視覚と環境”という講義を受け持った。
そして、MoMAでは、フィルム(ハロゲン写真)の時代にあって、その色彩の退色・保存性を問題視した。Adobe Photoshopもない時代背景もあるのだろう。
そして、78才で、ミュージシャン、デビュー(Musik)した。
感性に年齢はない、と言うことだ。

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  William Eggleston



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