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セシリア・ビクーニャの作品を考える

セシリア・ビクーニャ(Cecilia Vicuña)の作品を考える
セシリア・ビクーニャ(Cecilia Vicuña,1948- /ニューヨークとサンティアゴを拠点とするチリのアーティスト/詩人)

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by Cecilia Vicuña

その作品は、民主主義、気候変動、森林破壊、亡命、女性の権利のテーマを融合させる学際的な作品だ。

セシリア・ビクーニャは、チリのコンセプチュアルアートの先駆者であり、2020年のPower100(アートで最も影響力のある人々の年間ランキング/ArtReview)にも上位で記載される現代アーティスト、そして詩人だ。
1973年、ビクーニャは、チリを離れ、それ以来、ニューヨークを拠点に活動(発進)している。(現在はサンチアゴも拠点)
ランダムになるが、アーティストとして、パフォーマンス、彫刻(インスタレーション)、詩、絵画、映像等々の表象を行っている。
それは、協働的なプロジェクトで、実に様々なロジックで、南米大陸の先住民の歴史、また、現代における政治・社会をバックグランドとした表象を展開したと言える。

2017年、ドクメンタ14に参加。また、ブルックリン美術館(2018)をはじめ、アメリカ合衆国内の複数の美術館で個展を開催している。
2019年、ヴィット・デ・ウィット現代美術センター(ロッテルダム、オランダ)で回顧展が開かれた。
2021年2-7月、ドス・デ・マヨ アートセンター(マドリッド/スペイン)で回顧展が開催される。

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Cecilia Vicuña

そして、セシリア・ビクーニャは、「Tribu No」(部族No/1970年代の民主主義運動)、「Artists for Democracy」(民主主義のためのアーティスト)、「Heresies Collective」(異端の集合体)など、個人の制作活動の枠組みを超え、協働的なプロジェクト(集団的な活動)を展開している。

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Cecilia Vicuña
Keep Womb (Red Thread of Fate, Athens) (2017)

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Cecilia Vicuña Cloud Net (1999) Courtesy the artist and Lehmann Maupin, New York, Hong Kong, and Seoul

CECILIA VICUÑA. VEROÍR EL FRACASO ILUMINADO. 20 FEBRERO – 11 JULIO 2021./CA2M

・セシリア・ビクーニャの現代アートとその周辺は、アプローチを変えて、何回かのコラムに致します。お時間の許す折にでも・・・

そして、気候変動についての一考は以下に・・

#Cecilia_Vicuna   #学術

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