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マーティン・クリードの作品は、something & nothingの相関関係

マーティン・クリード(Martin Creed、1968年- UK)
インスタレーション、パフォーマンス、映像・音楽(rock)..他・・多彩アーティストだ。クリードの作品は、ミニマル・アートで構成される。(Minimal Art/必要最小限の要素で構成)

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(c)Martin Creed

1968年、ウェイクフィールド(Wakefield,England)生まれ。スコットランドのグラスゴーで育つ。
スレイド・スクール・オブ・ファイン・アート(UCL Slade School of Fine Art / London)で学ぶ。
2001年までロンドンで活動した後、イタリアのアリクーディに移住する。

2001年、ターナー賞を受賞:「Work No. 227: The lights going on and off」(作品No.227:ライトが点いたり消えたり)-2000
これは、彼のミニマルかつ動作的な作品の典型的な例で、室内の電気が5秒ごとに点いたり消えたりする。
クリードの作品は、「何か(something)」と「何でもないもの(nothing)」の間にある相違への関心から発生する。
美術作品を構成しているものは一体何なのか?
また、その作品の価値は?
その周辺の世界との関わり合いはどうか?

Martin Creed - Work No. 227, The Lights Going On And Off

Martin Creed Work No 227 Tate Britain London December


Martin Creed: Members Artist 2015-2017 TATE

Martin Creed


(追記)もう、少し、付け加えると、日常では、ほんの一瞬(あるいは一時的)にすぎない動作が執拗にくり返されることによって、作品として成立している。映像作品「作品番号837」では、身に起ることを懸念する嘔吐という身体的反応が、ループで何度もくり返し上映されるが、その映像はパスしておこう。
マーティン・クリードの視点(極)は、常に見る側に問いかけている、繰り返すが・・美術作品を構成しているものは一体何なのか?また、その作品の価値は?その周辺の世界との関わり合いはどうか?

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