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#08 /Aチーム/最終デザイン案を公開!


株式会社アーティストリーとオンラインサロン社外取締役の学生による産学連携企画のNARAプロジェクト、最終プレゼンの様子をお送りいたします。

「NARA(New Artistry Rest Area)プロジェクト」
実際に会ったこともない、学校も年齢も経験もバラバラな全国各地の学生が、このコロナ禍のなか、日本有数のものづくりの会社とともに、新しいものづくりの手法に挑戦しています。

アセット 6

アセット 37

最終プレゼンはZOOMにて行われ、オンラインサロンのメンバーや関係者、SNSに反応してくださった方々を合わせて大体70名〜80名の方にお申し込みいただきました。

この最終プレゼンを経て、アーティストリー の休憩所のベース案が決定、正式な企画書を作成し、オンラインサロン社外取締役の社長の方々にもお見せするという計画を企てています。

では早速、NARAプロジェクトAチームの方々の発表から。

※このnote は実際のZOOMで行われた最終プレゼンテーションの動画から文章を引用しております。文章ではなく動画で見たいという方は、動画を近日公開予定ですのでそちらをお待ちください。

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AチームのMiroを公開中!デザインに行き着くまでのプロセスが全部見れます!https://miro.com/welcomeonboard/ynGX5cBvvpxV4MXqq1suAAonhK542Ndh9swxvvHhLpBtN6XUmvC719RzFKM67U2b

Aチームの発表


Aチームの発表をさせていただきます。
まずはチームメンバーの紹介から。

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以上の5名、神奈川福岡千葉愛知と全国各地、職種も年齢も違うメンバーで構成されました。

設計の全てはオンラインで、ZOOM、miro、グーグルスライドを活用してアイデアをプレゼンに落とし込んで行きました。

企画の整理とプロジェクトの方向性

次に今回の企画でアーティストリーと社外取の学生が叶えたいことを紹介いたします。

・アーティストリーが次のステージに行くこと
・学生の今後の活動につなげていくこと
・5軸CNC加工技術を最大限に活かした提案をし新しい休憩所を設計すること
・アーティストリー が受注を確立させ実績紹介を可能にすること
・店舗内装業界から建築業界への橋渡しをすること
・下請けポジションの脱却を図ること

以上のことからAチームはこの企画の方向性を以下のようにまとめました。

・学生が考えたデザインを妥協なくアーティストリーの技術力で叶えその制作過程とともにサービスを市場に展開する
アーティストリーの Next Stage を見据えた新しいビジネス提案とともにかつてないほどの驚きを与えるような木材加工の提案をしていくこと

企画の整理とプロジェクトの方向性を振り返ったところでAチームが提案するビジネスモデルをご紹介します。


5.5軸


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Aチームで共通言語となっている5.5軸というワードについて共有します。
5軸CNC×3DCAD×職人の技術。加工するだけでもなく、3Dの加工データを組むだけでもなく、職人の手が加わることによって価値が生まれるという考えを持ち、5軸のその先へアーティストリーは向かっています。

その5.5軸という価値を市場で活かす展開をお伝えいたします。

転換期を迎える、NEWアーティストリーへ

26年間木工家具を作り続けてきたアーティストリーにはノウハウが蓄積され、それ自体が売り物になってきました。
現状を見ても、職人の技術と知恵を土台に、5軸CNCと3DCADを導入し、様々な要望に答え出しています。

現在のアーティストリー はものづくり業界を技術で支え、豊かな環境づくりに貢献するポジションにたちつつあります。

一方市場は、デザイナーや建築家が製造会社に依頼すると、予算オーバー、設計の見直し、加工できるかすらそもそもわからないという事例が溢れています。

1からデザインを見直すロスタイムが生まれるくらいなら、企画の段階からものづくりのプロが加わればいいのでは?

ここに、市場とアーティストリーのコアコンピタンスとの間に需要と供給を見出したAチームが打ち出すビジネスモデルは、表現者と技術者が寄り添い、誰よりも最終的なクライアントに喜ばれるサービス。そしてこのNARAプロジェクト自体がそのビジネスモデルそのものだと気づきました。

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0番目としての休憩所

A チームはプロジェクトのその先を見据えてビジネスモデルとその0番目としての休憩所のデザインを提案します。

5軸 CNC を導入していれば担えるポジションではなく、豊かな生活環境の担い手を目指す、そんなアーティストリーにふさわしい休憩所の提案を考えました。

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今回0番目の作品として artistry に提案する休憩所のコンセプトは

わが作る わを作る わがままな休憩所

です。

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まず初めに私たちは現在の休憩所がどういったものでどんな役割を担っているのかを分析し考えました。

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現在の休憩所は箱型の包まれた空間でコの字型の座面配置になっていて、利用時には中央を向いてその場その場で会話や空気感が生まれている状況です。

私たちは現在の喫煙所のもつ中心性を持った囲む座り方を今回の提案にも継承し、5軸加工の有機的な形状加工を生かした休憩所を提案します。

次に現状とと自分たちが何を表現したいかを踏まえて「わ」というコンセプトから大きく三つの豊かさに注目しました。

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次に輪というキーワードをデザインに落とし込んでいく過程を意識化したものをお見せします。

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「わ」というキーワードをもとに空間を構成し、造形に落とし込んでいきました。

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二つの「わ」による平面計画にならって数々の「わ」を鉛直方向に展開させ、必要な空間のボリュームの検討を重ねた後、有機的な形状を保ちながら空間へ構成していきました。

喫煙者と非喫煙者の共存

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二つの輪をもとに作られた空間構成は喫煙が主な用途だった休憩所から喫煙者と非喫煙者がコミュニケーションをとれる豊かさを持ち合わせた共存が実現する休憩所へと生まれ変わります。

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休憩所の中心を囲む座り方は和気藹々な雰囲気を継承していきます。

現在の喫煙所が持つ中心性を持った空間を継承しつつも、そとに開く休憩所は駐車場へと空間を拡張し休憩所が生み出す環境がたくさんの人たちの日常を豊かにしていきます。

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私たちは現在の休憩所から囲むという要素を残し、非喫煙者と喫煙者それぞれの「わ」をつくり、両者を隔てつつも繋ぐというデザインで輪を広げ、大勢の人がオープンエアな環境で繋がることができる休憩所を提案します。

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私たちはこの休憩所を通じて輪が広がっていくという豊かさを表現しました。

以上でNARAプロジェクト A チームの発表を終えます。
ありがとうございました。

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Aチームの皆様、ありがとうございました。
この発表に向けみなさん大詰めで寝不足の人もいたみたいですが、手の込んだ丁寧なプレゼンテーション、そして驚きの休憩所のデザイン、未来を見据えたビジネスモデル、、、素晴らしい内容でした。

お疲れ様でした。

さて、次回はBチームの最終プレゼンの様子を公開したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとございました。

お楽しみに!


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リアルタイムのNARAプロジェクトの様子は
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