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ハードウェアの基本 〜Linuxについて〜

私の仕事(CAE)では、WindowsとLinuxの両方を扱います。計算量が多い場合は計算専用機(クラスター)で行うので、Linux環境の知識は必須です。

Linuxは「OS:Operating System」のひとつ。コンピューターを動かす際の土台とも言える存在です。

なかなか聞き慣れない存在ですが、Linuxについて今回は色々と書いていこうと思います。

Linuxの操作方法

Linuxは馴染みが無い人がほとんどだと思います。まずは操作方法の違いから見てみます。

CUI(Character-based User Interface)による作業がLinuxでは基本です。キーボードでコマンドを打ち込むことで、フォルダ作成などの作業をマウス操作の代わりに行います。

GUI(Graphical User Interface)の機能も多少ながらありますが、Windowsに比べると少ないです。コマンドの意味をひと通り理解した人にとっては、CUIの方が使いやすいです。

NUI(Natural User Interface)が近年は登場しつつあます。そういう意味では、Linuxは古典的なコンピューターの使い方と言えそうです。

Linux環境の利点

Linuxの強みのひとつは「オープンソース」のOSであるということ。無料で公開されているので、コストパフォーマンスは良い方です。また、ユーザー自身で自由にシステムの改変が可能です。

Windowsをインストールするには、15,000円〜20,000円の費用がかかると言われています。一方、Linuxはインストールに費用はかからない。ハードウェアを用意するだけです。

何よりも、LinuxはWindowsやmacOSに比べて動作が早いです。これはデフォルトで不要なものを徹底的に削ぎ落としているためであり、必要なアプリケーションは後発でインストールする形です。

CAE技術者にとっては、計算処理のスピードが速いことは何よりの利点なのです。

自動処理を組み込むこと

Windowsでも同じことができますが、自動処理を組み込みやすいのもLinuxの利点かもしれません(あくまで主観です)。

私の主な仕事はソフトウェアの品質管理ですが、様々なテストケースを適用して問題を確認するには、自動化の処理を組み込むのは必須です。

Linuxでは「シェルスクリプト」を作成して、自動処理を進めます。この辺はプログラミングの技術も必要ですが、ネットにあるような解説記事を読んで真似るくらいでも十分です。

Windowsではシェルスクリプトの代わりに「バッチスクリプト」という別の処理機構を組み込みます。シェルスクリプトとはまた別の言語ですが、色々と自動処理の実装に向けて勉強中です。

自動化という言葉は世間一般でも聞くことですが、その機構を実装するには様々な方面で勉強が必要です。完成すれば今後が楽になりますが、それまでは大変な過程を踏みます。

ただ、正確かつ速く作業を代行してくれるので、実装することは相応の価値はあるように思います。

おわりに

今回はコンピューター方面(Linux)について書きました。これもまた色々と奥深くて、これからも勉強していく必要のある分野です。

自身の主な仕事として、自動処理についても書いてみました。この作業を通してより生産的な活動ができると言っても過言ではありません。

もともとはコンピューターに関してはそこまで詳しいわけでもなく、当時は苦手意識を持つほどでした。そんな人間がシステムエンジニアのような仕事に従事しているのですから、人生は何があるかわからないですね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。

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