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今年度の計算力学技術者の受験を終えて

今年度の計算力学技術者試験(熱流体2級)を受験してきました。

◾️計算力学技術者(認定資格)
日本機会学会(一般社団法人)が主催する「数値解析」の分野に取り組む技術者の能力(資質)を図るための認定資格

計算力学技術者(試験)の簡易説明

 ◾️資格試験の話(関連記事)


合格ラインは70問出題に対して正答率7割以上とのこと。現在でミスと確定したのは1割未満(5問程度)なので、合格はしたかなと思います。まだ分かりませんが。

実際の合格発表は来年の3月頃なので、それまではドキドキの未来ではありますが、今年のヤマ場は超えたと思います。

今回は取り組みについて、色々と振り返りたいと思います。


試験に対する反省点

昨年度の問題集を取り寄せて、2周分をこなしました。振り返れば、些細な取りこぼしも数問ありますが、根本的な箇所では2点ありました。

  • 熱力学の基本法則の抜け落ち。エントロピーの意味を殆ど理解できておらず。

  • 格子法の理解不足。問題集でも表面的な理解で臨んでしまい、本番は所々で焦ることに。

自分は普段の解析関係で「非圧縮性流体」を中心に触れています。一方で、熱力学は触れる機会も少なくて、表面的には理解していたつもりでしたが、簡単にメッキが剥がれてしまいました。

乱流問題や格子法の話も今回は表面的な理解で精一杯でした。1級の受験も見据えてはいるので、この辺は確実にクリアにしたいです。

個人的に進めた取り組み

社会人という立場として、どのように試験勉強を進めれば良いか。その辺の慣れも作りたくて、今回は年度開始(4月)から「流体力学」を初心から勉強し直そうと思いました。

大学生(以上)が参照するレベルの書籍を手に、流体力学の勉強をスタートしたい。自分は本環境でブログを続けている立場でもあるので、勉強の過程を記事にまとめることにしました。


◾️勉強の過程の「流体力学」の記事(マガジン)


基礎理論については、過去問を解く上で役立つ場面もありました。ただ、計算力学技術者の試験問題は現場の雰囲気に寄せている側面もあるため、利便性はまちまちでした。

例えば、自然界で度々見られるランキン渦(渦芯付近は強制渦で外側は自由渦)の話は、個人的にまとめてもいたので、即座に内容を思い出したりできました。


◾️ランキン渦などをまとめた記事


この他にも、流体力学の実験(計測)に関する基本である「流線」「流跡線」などの理解も進んだので、流体力学や熱力学の基礎は今年度で高められたように思います。

全体的な総括として

社会人の立場として試験勉強に取り組むこと。学生時代のように「勉強」というインプットに全振りできないからこそ、個人的には非常に大変でした。

今回で特に意識したのは、次の2点でした。

  • 心身の健康状態を安定させる。

  • 完璧主義ではなく完遂主義を意識する。

この辺は本当に難しい人もいるでしょう。自分も学生時代(大学院を除く)は衣食住を気にする必要はありませんでしたし、何より精神(メンタル)の維持が非常にしんどいかった。今回の対策として、問題集に対する「完遂主義」を掲げたほど。

この辺の話は、冒頭で紹介した記事に詳細を書いてます。もし良ければご覧ください🙇‼️

勉強がインプットの段階であるのに対して、社会人が主に見られるのはアウトプットだからこそ、その辺の両立が個人的に高いハードルでした。

十分に実践できたかどうかは分かりませんが、問題集は完遂主義の下で2周分はこなしたので、そこは合格点にはなるだろうと思います。

今回の取り組みは、間違いなく今後で生きてくるでしょう。今回の試験の合否がどうであれ。

おわりに

社会人という立場で資格試験の勉強を進める。自分なりの方法を明確に確立することが、今回の裏向きの課題でした。

前にも書きましたが、資格試験は内容次第では社会的評価こそ得られますが、本来の目的はそこでの学びを自分の労働価値や人生(価値観)に昇華すること。自分はそういう思いの下で頑張りました。

試験結果(合否)は来年の3月頃に出ます。仮に不合格であれば、来年度にまたリベンジするつもりです。合格であれば1級の受験も見据えながら、業務に励みたいと思います。

全ては自分自身のより良い未来のために‼️

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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