まちなか発想ゲーム「メイキット」 〜 オンライン版〜
過去に何度か関わらせて頂いている、UrboLab(うぼらぼ)が主催する、オンラインでのゲーム体験会に参加しました。
今回紹介するのは、様々なまちの資源や魅力を使い、住民の要望を満足させるアイデアを発表し合うゲーム「メイキット」です。
要望も多種多様で現実味があり、いろいろな方向性からアイデアを出していく類のゲームなので、頭の体操にもなるし、すごく面白いボードゲームです。
まちを散策して独自のカードを作るのもOKで、拡張性が高いゲームでもあります。この点も魅力のひとつのようです。
主催団体(UrboLab)
合言葉は「ゲームを通じてまちをイノベーションする」というもの。ボードゲームを起爆剤として、街の在り方や未来について考え、行動する機会を提供している。そんな団体です。
エスペラント語で街を意味する「Urbo」と、研究所を意味する「Lab」の掛け合わせが由来だそうです。学生をはじめ、どんな世代でも自由に参加できる、実践型のコミュニティーです。
ボードゲームを切り口にして、関心と行動の輪を広げることで、社会問題を解決に導くすることをミッションにしています(下図より)。
ゲームの進め方
参考のホームページはこちら。左のメニュー欄の「内容物」からも分かるようになっています。
内容はいたってシンプル。プレイヤーが「まちの資源」のカードと「まちの魅力」のカードを引き、次にお題となる「まちの声」のカードを引きます。
例えば、まちの資源が「1億円」、まちの魅力が「季節の催し」、まちの声(お題)が「英国旅行雑誌社の編集者ジェームズが取材に来たが、まちのどこをどのように紹介する?」。このテーマでどう答えるでしょう。
自分が考えたのは、「季節の催し」を海外向けにアピールして、「1億円」を財源として外国人旅行者でも受け入れられるように宿泊施設や公共機関、人員の体制を確保する、ということ。
この答えが現実的かどうかは分かりませんが、こんな感じで答えを作り、他のプレイヤーがジャッジをするという流れです。
いまの例は比較的アイデアが出やすいお題でしたが、他にも抽象的で難しいお題であったり、資源と魅力がお題の方向性と合わなかったりと、状況次第で難易度が変わるのも、面白いところです。
プレイしてみての所感
ゲームの内容としてもわかりやすく、プレイ時間も30分程度なので、サクッとできる類のゲームでした。発想力こそ求められますが、ポイントを競うなど競争になる要素も少なく、個人的には良いゲームだと感じました。
このゲームの特徴として、まちを散策することでまちの資源やまちの魅力、まちの声に関するオリジナルのカードを作ることができ、ゲームに取り込むことができる点があります(YouTubeでも上げられています)。
こちらの動画は香川県にある琴平町というまちを舞台にしてメイキットのカードを作るというもの。フィールドワークの教材としても活用できるというところが、メイキットならではの魅力です。
おわりに
今回はこのご時世でもあることから、オンラインで実施することになりました。メイキットの専用アプリを用意して、画面越しでプレイするというスタイルでした。
オンラインでもきちんとイベントとして成立するものなんだなと、個人的に感心させられました。
ボードゲームは3密のなかの「密集」になるので、対面でのゲーム会はまだ先の話になりそうです。今後もオンラインのイベントにも参加していけたらと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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