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瀧波 わか
2018年7月6日 19:37
「夫婦はしょせん他人」という言い回しがキライだ。戦前から長く受け継がれているこの言葉には、はっきりと「血縁至上主義」がにじんでいて、人々の潜在意識に「血のつながらない者同士は本当の家族にはなれない、どこまでいっても他人のままなのだ」という配偶者への否定を強烈に刷り込んでいる。「夫婦はしょせん他人」私はこの言葉がポジティブな意味で使われている場面を、実生活で見たことがない。育ってきた環