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生きづらい理由がわかった!(「本当の自分」がわかる心理学を読んで)

この記事では、「本当の自分」がわかる心理学を読んで、まさに晴天の霹靂のように、とにかく感動した私が、お勧めしたい理由・この本に出会うまでの経緯・感じたこと・起こった変化についてまとめていきたいと思います。

本の要約

\下記の記事がとてもわかりやすいのでご参照ください/

ざっくり言うと、人間の行動は「無意識」の部分から生まれており、「無意識」は幼少期に形成され、個人の考え方や行動を大きく左右している。思考・行動パターンをリセットし、人生の悩みを解決していこうという!という本です。

「無意識」のなかにある「内なる子ども」の存在に目を向けることが大事だという。本の中では、どんな人も子ども時代に何かしらネガティブな刷り込み=「影子」ポジティブな信念と快い感情=「日向子」と定義しています。

「影子」が後の人生で自分の成長や他者との関係を妨害するので、その傷を受け入れ、癒して、「日向子」を表に出していこう!という流れになっています。

こんな方にオススメしたい!

みなさんはどうでしょうか?
下の項目に当てはまる部分ありますか…?

□なんだか頑張っても頑張っても苦しい人
□自信が持てなくて自己肯定感が上がらない人
□完璧主義な人
□人の嫌なところばかり目についてしまう
□人に頼るのは弱いと思う
□自分はダメだと思う人
□人に意見が言えない人
□仕事が忙しくて何も他はやる気にならない人
□無性にイライラしてしまうことがある人

上記に当てはまっている方に絶対に読んでいただきたいです!!(私、すべての項目に当てはまっていました笑)

その他にも、カウセンリングを勉強している方・心理学をかじっている方にはめちゃめちゃ効果的な本だと思います。

この本の絶対的メリット

1.悩んできた自分の苦しさがこの1冊で解決する!

「カウンセラーとカウンセリングで解決に繋がる過程を一人で体感」
たくさん悩んでたくさんの媒体で学んできた自己理解の根本の原因がこの1冊に、すべてが、そして体系立てて詰め込まれています。

2.カウンセリングで勉強した内容の実践が組み込まれている!

「点と点が線で繋がる、まさにそんな印象」
私はキャリアコンサルタント国家資格を取得しています。カウンセリングの勉強を通じて心理学に関しては学んできたつもりでした。が、実践と理論がなかなか結びついていないイメージでした。ワークを必ずやってほしいです。ここでは、「無意識」にアプローチするために、カウンセラーとのさまざまな心理学者の理論がわかりやすく書かれています。

この本に出会うまでの経緯

「何不自由ない暮らしをしてきたはずなのに、なんだか苦しい。」
長年私がずっと感じていた悩みでした。ハードワークを極めた時期、心身共に疲れ切っていた時期に、家族が心配してくれる連絡が負担だったことや、家族と一緒に過ごす時間がとても苦痛に感じていました。何不自由なく育ててくれて、こんなに心配してくれているはずなのになぜだろう?と思って、YouTubeを見まくりたどり着いたのが2つの動画。

早稲田メンタルクリニックの益田裕介先生と公認心理士の橋本翔太さんのチャンネルです。2つのチャンネルの動画を貪るように観ました。

以前は、手帳の予定がいっぱいになることが嬉しくて「なんでそんなに頑張るの?」と聞かれても「もっと高みを目指したい」とどことなく腑に落ちない回答をしていました。恋人・部下・同僚・家族…と相手のために一生懸命に身を尽くすことが当たり前に感じていつも自分のことは後ろ回し。プレゼントも相手のためにこしらえたものを写真に撮ってSNSにUP。でもイイネは増えないし、相手は思うようなリアクションじゃないし、寝る間も惜しんで用意したのに喜んでもらえない。人の目ばかり気にして、頑張っても頑張っても、まだまだ私なんてって思う…という負の悪循環でした。

この根源は、小さい時の「安心・安全「感覚・感情」の未処理が問題になっているそうです。子どもの頃親にされて辛かったり嫌だったことから、今の人間関係に投影が行ってしまっているそうなんですね。

あー、自分がつらかったのってコレだったんだなって言うのがここで明確になり、すっごくモヤが晴れた気分でした。

これでもすごく救われたんですけど、転職先での仕事が始まる中で、また新しい環境の中でモヤモヤが発動してしまっていました。日々、いち企業の中で面接官をさせてもらっていますが、学生さんが自己分析できていないな…と感じる一方で、「私はどうなのさ」と思うことがあり、動画を見て自己分析してみることにしました。

自己分析のうえで絶大なる信頼を勝手に寄せているのは八木仁平さん。
動画を見て、本を読んでから、本当にわかりやすく自己分析の理解が進むステップを明示してくれているのでファンです。

こないだ本2冊分くらいは自己分析したしな…今回はさくっと自己分析したいな…と思っていた矢先。こちらの動画で「自分の好きなことを見つけるには、フラットなマインドで何も考えず大きめの本屋さんを歩いてみること」をお勧めされていました。

さっそくやってみました!

そんな折、ブックファーストで私が最初に目に留まってしまった本は「本当の自分がわかる心理学」だったのです。

本を読んで感じたこと

「つらい」とにかく、「つらい」

ワークの中に、自分の「影子」を理解する内容のものがあります。
このワークでは、自分の過去も、過去に蓋をしていた自分の嫌なことも、一度引っ張り出して昇華させていきます。

私でいうと、昔幼稚園生のころ、ディズニーランドでダンボのアトラクションに並んでいたときにお漏らしをしてしまったことを思い出しました。多分、今私の影子と向き合うと、「もうすぐアトラクションに乗るタイミングだし…」と親の顔を見ながら我慢した最大限だったと思います。でも結果的には、間に合わなくて、お洋服を親に全部ディズニーランドで買い直してもらいました。

きっと、その顔を見て私は親のために我慢したのに、かえって迷惑をかけたことがもっと心を痛めたんだろうなぁ。親の目に応えるためにこうしなきゃ世間に溶け込むためにこうしなきゃを意識しすぎて、自分の気持ちを押し込めた要因のひとつだと思います。

フロイトの防衛機制の逃避にあたるものだと思うのですが、そういう過去も丸っと含めて自分なのだと思いました。

私、ノーが言えない。

私は常々、「江戸時代だったらもっと生き易かったろうに」とずっと想っていました。何も考えずに相手のために身を尽くして一歩後ろから着いていく。絶対、私は良妻賢母になれるはずだと。尽くしすぎてしまうことが結果的にないがしろにされてしまうとも知らず…。

争うことも嫌なので調和を保とうとしすぎて、私は何がしたいのかよくわからなかった。人のために生きていくのが正義だと思っていたから。

そして、相手が自分よりも優れている人だと思ったときに、無意識に支配されているような気がして、不安なだけなのに、コミュニケーションを取ろうと思わず、静かに相手から離れてしまうんですよね。「被害者ー加害者ー倒錯」

完璧主義ゆえに人を見下してしまう。

結果、部下やメンバーに仕事を任せられない→自滅するのコース。

人のこと、勝手に陰で想像して悪口言ってた。
そう!それ!褒めること苦手!

など、あまりにも自分に当てはまるところが多かったです。
カウンセリングでかじった「認知のゆがみ」は、「ああこの方、ここ歪んでるな」なんて自分の尺度で考えていたけど、本当は自分の認知が実は歪んでいた。

というよりもうまく生きるために歪めていたのですね。

でも、私は今を生きている。

父なりの、母なりの、たくさんの想いの元、私が感じ取った教育や環境だったのだと思います。それゆえ、構築されてきた人生でした。でも、親は親の人生を歩んでいるし、私は私の人生を歩んでいます。

鏡を見て自分が愛おしくなる

今までたくさん辛い思いをして、社会でうまく生きようと頑張ってきたことに自分を褒め称えたくなります。今までは、こんなに頑張っていたのに、鏡を見ては「ブスだなあ」と思っていた自分がいました。でも、健気に鏡で見つめている自分が、何だかとっても可愛くなります。そうです、これを読んだ誰が、「は?」と思っても、私はそう思うからそれでいいんです。

別件「これも影子だ」

たまたま拝見した犬山紙子さんのツイート。これもきっと影子に触れることができたからこそ、乗り越えられた事例なのだなと、ここでも点と点が線でつながった気分。

最後に

ということで私のモヤモヤが晴れて、晴れました!

「ちゃんとしなくて良いんだよ」とか「愛されるテクニック」とか「アサーション」とかに関する本を読んでは「すごーーーーい」ってなっていたけど、根本の解決になっているかということ、はなはだ疑問でした。

そういう本には大体『自分に正直に、ポジティブに生きよう!』と書いてあります。でも、自分がなぜポジティブになれないのかという根本を抑えないと、正直そういった自己啓発本は上辺だけの治療な気がします。だからぶり返して、同じことを違う切り口で言っている自己啓発本がずっとずっと売れている気がします(笑)

まずは自分を受け入れるというのも、簡単ではないのですが、ここまで頑張って生きてきた自分ってすごいと思えると、きっと無意識に魅力が溢れてくるんだと思います。それが結果的に色々なことを引き寄せられるのだと感じました。

人類の中ですごいたくさんいるうちの、ちっぽけな自分ですが、今ここにしかいなくて、ここでしか感じることができなくて、ここで表現することができるのも私ひとりだけです。

日々もがきながらも、進んでいる自分に乾杯!

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