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TSUJIMOTO TOMOHIKO PLAY GROUND

「BE AT TOKYO」というプロジェクトに関わり、もうすぐ2年が経ちます。

私が所属しているセレクトショップ、ビームスにとっても、勿論、私自身にとっても初めてのジョイントベンチャーの立ち上げ。

右も左もわからないなかで、手探りでやってきました。

「表現者が創造することで生きていける社会を作る」

これは「BE AT TOKYO」が掲げている最終のゴールです。

発掘、掛け算、物語と3つのキーワードを軸に様々な表現者とプロジェクトをご一緒して来ましたが、私がその中でも特に情熱を注いでいるプロジェクトが振付家でダンサーの辻本知彦さんとの
〈TSUJIMOTO TOMOHIKO PLAY GROUND〉

もともとは、辻本さんと俳優でダンサーの森山未來さんが立ち上げられた、パフォーマンスユニット「きゅうかくうしお」と「BE AT TOKYO」がコラボすることから始まりましたが、そこから派生した、辻本さんの個人プロジェクトになります。

〈PLAY GROUND〉は一言で、踊り子である辻󠄀本知彦が、他ジャンルのアーティストと定期的にコラボパフォーマンスを実施するイベント。

Vol.1は照明と音響を作り込み、招待者を限定して、非公開で開催しました。

その時の様子を写真と共にご紹介しています。
ぜひ、ご覧下さい。

今回はVol.2についてお話しさせて頂きたいのですが、Vol.2が生まれたきっかけというのが、Vol.1で目線を合わせる先に「子どもたちがいた」ことで、次は「子どもたちのために何かを作ってみたくなった。」という辻本さんの言葉でした。

我々はこの言葉から着想を得て、”子ども”というキーワードで「遊び場」を展開することを決め、制作協力に、のべ3万人の子どもたちとプレイシアターを含めた舞台表現を作ってきたむらまつひろこさんを迎え、​​パフォーマンスを鑑賞するだけではなく、子どもたちが主体的に企画に参加し、自らが “あそび”の主人公になれるような仕掛けをつくりました。

参加枠25組に対し、24時間以内で30組以上の募集が集まるなど、開始前から多くの反響を頂いた当日の様子はこちらの動画とBE AT TOKYOの公式Webからご覧頂けます。


誰もがこの瞬間がずっと続きますように、と願うかのように、瞬きすら起きないような、そんな時間となりました。

「あの日、一緒の舞台で踊りました」という未来のダンサーがここから生まれてくれること、そんな奇跡に期待するとともに、止まらぬ辻本さんのご活躍を、みなさま、どうぞ楽しみにしていて下さい。

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