「甘ったるい」「フローラル」。「イメージと表現」香りは難しい。
アロマテラピー大好きなわたくし「マツダイ」。
アロマテラピーアドバイザーでして、精油を使って作った化粧水だのクリームだのを使って毎日アロマ生活をしています。
「香りのイメージって違うんやなぁ」
とある日、こんな経験をしました。
(ただ甘ったるいだけやん)
とある日、普通に出勤して仕事をしていました。
急に腹痛になり、トイレへ。
僕の職場のトイレは、従業員用トイレ。
洋式トイレが1つ、小さい洗面台がひとつ、トレイに座って右側にトイレットペーパーのホルダーが2つ、その上にちょっとした棚、左側に壁に貼り付けた棚があって、その下にトイレットペーパーを保管してあります。
おかん世代のスタッフが多いので、小さいスペースに実用的な小物があって、仕事場だけど生活感があるような、そんな空間のトイレ。
腹痛が襲ってきて、トイレに駆け込みました。
無事にプレイを終えw
どうしても気になるのが「ニオイ」。
そんなニオイを抑えるために、おかん達が用意してくれているのが「消臭スプレー」。
(これがあるわ)
とスプレーをプシューーー。
消臭だけでなく、香りがあるタイプ。
(ちょっとベリーっぽいけど、ただ甘ったるいやん。ザ・人工香料やん。強すぎる香りやな。いい香りではあるけど…)
と思いつつ、トイレを出ました。
「フローラルな香り誰?」
人工香料の甘ったるい香りのスプレーを噴霧して、しばらく。
出勤してきたスタッフが言い放った言葉に衝撃。
(ただでさえ、爆弾投げてくるタイプの人だけど…苦笑)
「何このいい香り?」
「このフローラルの香り誰?」
僕は(誰かの柔軟剤のことか…今日もやかましいな…)
と思っていました。
彼女の追撃は止まらず
「どこからやろ?あ、トイレの方か。」
僕(ん?トイレ?フローラル…?)
仕事そっちのけで、香りの正体を突き止めようする彼女。
「やっぱりトイレや!あ、このスプレーか!」
と、トイレの方から独り言なのかこちらに言いたいのか分からないけど、朝一とは思えん大きな声が聞こえてきました。
(ん?あのスプレーの香り…?)
「こんなスプレーあったがや!フローラルでいい香り!」
香りのイメージが違う
僕はそのスプレーは「いい香りだけど、ちょっとベリーぽくてただ甘ったるい人工香料」という印象でした。
しかし、爆弾彼女からしたら「フローラルないい香り」。
僕は普段、植物から抽出されたピュアな精油を嗅いでいます。
ラベンダー、ゼラニウム、カモミール・ジャーマンにローマン…。
フローラル系の精油も持っていて、使っています。
確かに爆弾彼女の言う通り、スプレーには「フローラルの香り」と書いてありました。
僕の知っているフローラルとは、全く違うフローラル。
僕は(このスプレーのどこに花のフローラルさがあるんだ?)と、仕事そちのけで考えてしまいました。
しかし、世間一般的には、スプレーの香りも「フローラル」なんでしょう。
香りの伝え方は難しい
「フローラル」の香り。
僕のイメージするフローラルって、どう言えばいいんだろう…。
そう考えたんです。
スプレーのフローラルが分かりやすいフローラルなのかもしれません。
アロマは香りが大事。
どう香りを伝えるかは、僕たちアロマテラピーアドバイザーなど、アロマに精通する者の宿命だと思っています。
色、風景、情景、感情、こんな場面、身近な香りに例える…。
香りを言葉にする時、色んな手法を使います。
色んな手法を使うからこそ、色んな香りを嗅いでおかないと、引き出しは増えないな。
精油以外の香りも色々嗅いで、たとえが出来るようにしておきたいな。
アロマを広めたい者として、改めて香りのイメージと伝え方を考えた、そんな出来事でした。
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