東京パラリンピックの総括
8月24日から9月5日まで開催された東京パラリンピックを私なりに総括したい。
私がパラリンピックに興味を持ったきっかけは、2012年に現地で観戦しに行ったロンドンオリンピックの後に開催されたロンドンパラリンピックをテレビで見て盛り上がっていたためである。私がイギリスに行った際に買い物をしたセインズベリーズという小売店がスポンサーになっていた点が目立っていた。
私は2015年に社会的立場の面で低い所に勤務せざるをえなくなり、それ以降は腹いせもあり意地で毎週県外への一人旅を行った。そのゴールが、オリンピック・パラリンピックのボランティアへの参加であり、試合会場での観戦であった。ボランティアは当初想定していたことと大きく異なる内容になったため、辞退した。試合会場での観戦に関しては、11競技のチケットに当選したが、無観客になったため、すべて無効になった。
開会式や閉会式は、しっかりとしたテーマが決まっていたためか、面白くて感動した。パラリンピック会長の話し方は情熱的だった。開会式におけるアフガニスタンの国旗の入場は、とても大きな意味があった。閉会式ではマスコットキャラクターのミライトワとソメイティが登場して嬉しかった。競技自体では、トライアスロンで選手が懸命に走る姿に感動した。泳ぐ姿も、自転車を運転する姿も、走る姿も迫力があった。日本人選手がメダルを獲るほど活躍した。マラソンでは、日本人選手が金メダルを獲得した。圧倒的な記録になり、走る姿を見て、興奮した。(30年前の光GENJIの「WINNING RUN」という歌を連想した。)それ以外には、車いすの速さに驚いた。走る選手1人1人が先に進もうと大きな動きをしていた。レース当日は涼しくなり、走りやすくなったので良かったと思う。国際交流のうえでは絶好の機会になった。大会は完全な形ではなかったが、私の6年間に及ぶ活動を締めくくるうえでは最高の内容だった。
日本代表は連日メダルを獲得し、結果として51個になった。他の国に比べれば引き離されている印象はあるが、試合で活躍する姿を見ると、楽しかった。このパラリンピックを機に、日本がもっと多様性に寛容な社会になることを望む。その問題はこの国がいつまでも停滞している要因の1つだと思う。私みたいな欠点だらけの人間でも活躍できるような社会があればと考えている。今回私はパラリンピックを通じて、人生における目標を持って生きることの大切さを学んだ。身体面で障害がある選手にとって、パラリンピックという大会があるからこそ、生きる活力ができるのではと思う。一方、私はどうかというと、農業の分野で活躍したいという希望を持っているが、具体的な道筋は描けていない。今後生きていくとすれば、何かしら人生における目標をつくりたいと考えている。それが農業に関することかはわからない。今よりも社会的に高い立場に到達することのみかもしれないし、今よりも多くの収入を得ること自体になるかもしれない。目標がどのような内容になるかは成り行きが決まる要素に入るとは思う。私自身は集団行動をする習慣がないので、他人に比べれば特異な存在であると考えている。自分の持ち味を活かしながら人生を送りたい。
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