13歳

 2001年1月1日、21世紀になった。当時は苦痛ばかりだった私にとって、世紀が変われば私の人生も変わると思いたかった。しかし、実際はそうにはならなかった。いじめはエスカレートしていき、巨体の者にその家の部屋に閉じ込められて銃で撃たれたり、学校でリンチに遭ったりした。そのような状況を見て、同級生にはやり返すように言われた。しかし、私はできなかった。1つ目の理由は、体が弱かったためである。そのような意味では、体が弱いように産んだ親を恨みたくなる。もう1つの理由は、親が私の暴力的な行動を禁止したためである。そのような不良と関わっている私の人間性が悪い、もっと頭のいい子と付き合えという態度だった。特に母親を、肉体的にも精神的にも追い詰めて、成績至上主義だったことをこの先もずっと恨むだろう。さて、3月に13歳になり、4月に埼玉県で中学2年になった私だが、いじめた者と学級は別々になったものの、隣の学級だったことでまだ距離は近くて、いじめは終わらなかった。教育実習にいらっしゃった人と仲良くなるなど、当初は順調に進んでいった。しかし、秋頃から学級崩壊が深刻化し、教師の話を生徒が聞かず、うるさい状況が続いた。それを止められなかった担任を嫌いになった。そのような背景もあり、内面では精神面は荒れていった。技能が上達しなかったこともあり、剣道部を退部した。その後、部活動ではパソコンを多く扱うようになった。

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