「1%」の「緊張感」

今回の記事では、「常時、「緊張感」という名の「電流」を保持し続けることの大切さ」について書いていこうと思う。

この記事を読んでいるあなたは、「電流」を保持し続けられているだろうか?

「電流」といっても、間違っても「家電製品などに使われている電流」の事ではない。

そうではなく、「思考の電流」の事だ。

「思考の電流」とは、「アンテナ」だとか、「緊張感」だとか表現されることが多い。

「常時、「アンテナ」を張り廻られせているか」、「常時、「緊張感」を持っているか」・・・・・などなど、そういった言い方や、呼ばれ方がされることが多い。

「電流」だとか、「アンテナ」だとかいったものは、そもそも、自然界にある、「雷」や「静電気」などを除けば、結局は、「人工物」であり、私たち人間の「思考」について書いていく上では、なじみが無いし、第一、分かりにくい。

そのため、この記事では、「電流」だとか、「アンテナ」だとかいった言い方や呼び方ではなく、単純に、「緊張感」で統一して書くこととした。

この「緊張感」という「スイッチ」を完全に、「オフ」にしてしまうと、再び、その「スイッチ」を「オン」にするのが難しくなる。

「緊張感」が「0」の状態から、「1」の状態まで持ってくるのと、「1」の状態から、「2」の状態まで持ってくるのでは、大きく違う。

前者の、「「0」の状態から、「1」の状態まで持ってくる」のは、文字通り、「「無」から「有」を生み出す」といった状況であり、これのハードルが、なかなか高い。

逆に、後者の、「「1」の状態から、「2」の状態まで持ってくる」のは、「「有」の状態から、そこに再び、「有」を「1つ足す」こと」と、ほぼ同じ意味になり、前者と比べれば、はるかにハードルは低くなる。

「「緊張感」の「スイッチ」を完全にオフにしない」という文言の真意は、「ハードルの難易度を、自分で上げてしまったりしないようにする」という目的のためでもあるのだ。

「一度失ったものを再び取り戻すのは難しい」―――――――――――――

これは人生における事実だ。

同じことが「緊張感」に対しても言える。

それも、
「一度失った「緊張感」を再び取り戻すのは難しい」
からに他ならない。

「常時、「1%」で良いから、「緊張感」を持っておく」――――――――

それが、「一度失ったものを再び取り戻す」という難しい作業を、自分で自分に強いられないようにするための「鉄則」になることだろう。

今回はここまで。

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