言葉を変えるだけで、生き方が変わる

今日は久しぶりに言葉の力(言霊・ことだま)のことを書こうと思う。

今まで生きてきた中でつくづく思うことだけれど、言葉には確かに力があると感じている。

特に自分が発する言葉が、自分自身に与える影響はとても大きい。

もちろん自分以外の人が発する言葉に自分が影響を受けることもあるけれど、それ以上に自分自身が自分に与える影響は大きい。

自分の頭の中に、ふだんどんな言葉が流れているだろう。

丁寧な言葉や心和む言葉がその人の頭の中に多いほど、その人が発する言葉には温かみがある。

その逆もまた然り。

言葉はその人の思考をそのまま映し出すから、言葉とはその人そのものであると言ってもいい。

言葉が柔らかく、明快で、温かみがあれば、その人自身も言葉のとおりの人物になってゆく。

もし何かすぐにでも自分の身の回りの状況を変えたかったら、真っ先に自分の使う言葉を変えるといい。

すぐに身の周りの状況や他人(＝つまり自分でコントロールできないもの)を変えることは難しいと言われているが、

自分が発する言葉を変えると、不思議なことに早いうちから状況が変化する。

それほどに言葉の持つ力は強く作用する。一種の魔法であると言ってもいいくらいに。

自分が自分に対して肯定的な言葉をかけていると、気持ちよく過ごせる。

自分が気持ちよく過ごせていれば、他人に対しても居心地のいい時間を提供できる。

昔から日本には「言霊(ことだま)」という考え方があり、

声に出した言葉は現実になると信じられてきた。

人間の発した言葉は生きていて、魂が宿っている。

私もそのように思う。

だから、言葉に注意し、大事にしようと思う。

ファッションがその人の個性や人柄を表すように、自分の身にまとう言葉が自分という人間を表す。

さらには自分という人間を表すだけでなく、言葉が自分の人生そのものの舵(かじ)を切る。

そのことを忘れないで、日々を過ごして行こうと思う。