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愛を注ぎ、育て、受け取る。

日々を「幸せ」って思って生きられるのは、どこかで愛に気づけて、愛を感じられているから。

私はそう考えています。

愛ってひとくちに言っても、いろんな愛があり、家族に対する愛・パートナーへの愛・子供への愛・友達に対する愛・仲間に対する愛・お世話になっている人への愛、

はたまた人への愛だけではなく、動物や物や、目に見えないものへの愛もあるなぁと思います。

そう考えると、愛に触れる機会はたくさんあるよな、なんて私は感じています。

いつも愛を感じていれば、怖いものは本当に無くなるし、人に左右されることもなくなる。

愛を感じられていれば人に流されることは無くなるけれど、人にやさしくもなれます。もちろん、自分自身にも。

しかし目まぐるしい日々を過ごしていて、「愛を感じることって難しいなぁ」なんて思うことはありませんか。

「愛を注ぐ」ということが大事だって知っていても、なかなか「愛」を「注いでいる」イメージをつかめず、

自分のことでいっぱいになって今日一日をせわしなく過ごす時期もある。

私も前は自分から愛を注ぐ余裕も無かったし、そもそも「愛を注ぐってどんな感じだろう」なんて思っていたくらいです。

でもここ3年くらいで自分の身近な人たちを大切にしていこう、と決心したあとから、

愛を注ぐことのすばらしさを体験しました。

誰が見たって平凡で何でもない私の日々は、たくさんの感動でいっぱいに溢れています。

ここ3年で気づいたことは、「愛を注げるようになるには、誰かの愛に気づき、ちゃんと受け取る」ということです。

愛を注ぐことが難しい、いまいち分からないという方は、

まず誰かの愛に気づく練習をするといいかもしれません。

私はパートナーが注いでくれる愛を、遠慮せず、すべて受け取ることからはじめました。

感謝の言葉、思いやりの行動、サプライズの贈り物。

「大切な存在なんだよ」という気持ちを目いっぱい表現してくれた。

だから私も「こんなにもらってしまって、ごめんなさい」なんて謝るのではなく、「うれしい!本当にありがとう」と感謝と愛する気持ちを表現しました。

そんなことを繰り返しているうちに、家族や職場の人たちからの愛にも気づけるようになりました。

実家に行くとお母さんがお土産を持たせて帰らせてくれる。「体調気を付けて過ごしてね」と気にかけてくれる。

お父さんは私が来る日を何日も前から楽しみにしてくれる。この間の誕生日には、私からのプレゼントを満面の笑顔で受け取ってくれた。

妹は時々、行きたい場所に行くのに付き合ってくれる。ちょっとしたことでも、私のことを褒めてくれる褒め上手です。

職場に行けば、にこにこ笑顔で楽しく話しかけてくれる人がいて、私は大した仕事もしていないのに、お辞儀をして「いつもありがとうございます」と言ってくださる人がいる。

帰る時間を気にかけて「もう終わりでいいですよ」と声をかけてくれる人がいて、シフトを気にかけてくださる人もいます。

お菓子や飲み物の差し入れをしてくれる人もいる。

いつもいつも、たくさんの人の感謝と愛情でいっぱい。

私はなんてたくさんの愛を注いでもらっているんだろうと、心が温かくなりました。

そして愛を注ぐことができるようになったら、育てることも大切だと思うようになりました。

大切なお花に水を注いで育てているような、そんなイメージです。

感謝の気持ちがいっぱいになると、その気持ちは愛に変わる気がします。

ちょっとした些細なことに、目いっぱい感謝をすると、愛はどんどん育ちます。

ちょっとした些細なこととは、たとえば誰かがお茶を注いでくれたとか、そんなこと。

うっかりしていると見過ごしてしまうような誰かの小さな行動に、最大限の感謝と尊敬の気持ちを表します。

大事なのは、自分の中にある感謝の気持ちや尊敬の気持ちを、ちゃんと言葉にして伝えることです。

「あなたが〇〇してくださったから、私はとても心地よく過ごせています。本当にありがとう」と。

その言葉を伝えられるようになれば、相手も温かい気持ちになれるし、何より自分自身の愛を自分で感じられるようになります。

「自分の愛を自分自身で感じられるって、そんなことができる人はいったいどんな超能力者なのだろう」なんて以前の私は思っていて、

自分自身が人に贈った愛で温かい気持ちになる素晴らしさを知りませんでした。

でも訓練をすれば、完ぺきな人間でなくとも、それができるようになる。

そう確信できるようになれました。

いつも愛情を分け合うことができれば、大変な状況になっても皆で一緒に力を合わせようと思えるし、誰かが困っていたら自分ができることで助けになりたいと思い合える。

普段もお互い楽しさや喜びを分け合って、ハッピーに過ごしたいねって思い合える。

私はそう感じているし、そう感じられるようにたくさんの幸せを教えてくれた今の身の回りのすべての環境・人々に最大限の感謝をしています。

愛を注ぎ、育て、受け取る。

たったその3つだけで、見栄を張って強く生きる必要は無くなる。

何かを恐れて生きる必要も無くなると思うのです。

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