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【ABOUT ME#2後編】あの時探してたものは一人旅で見つかった。

こちらは後編になります。
前編はこちらからどうぞ。

夢で見たあの頃の光景

ちっこいころの私はずっと泣いていた。
誰にも気付かれず、声を押し殺して。

幼少期の頃の私は幸せな子供じゃなかった。

漫画とかドラマでよくある
幸せな家庭の中で生まれなかった。

声を出したら怒られる。
意見を言ったら打ちのめされる。
認められることはなく
うまく立ち回ればなんとか生き延びれる世界。
常に心も体も痛かった。

自分が産まれてきたことを呪って
自分という価値がわからず
家族のためにいなくなりたいと願い続けていた当時の私。

なんかおかしいという認識はあった。
ただどこがどうおかしくて
何が満たされていないのかを知らなかった。
誰も教えてくれないし
誰にも聞けなかった。

学校では幸せな家庭で生きる子しかいないように見えたし
かわいそうと思われるのが嫌で
誰にも何も言えなかった。聞けなかった。

よく虐待やいじめられている子に
「周囲の大人に相談しよう」という言葉がけが正解のように
認識されているけど、それはただの理想に過ぎなくて
そもそもちゃんとした大人(親)といられてないから
判断材料もないわけで、子供たちはすでに傷ついているわけで
そんな子供たちに正常な判断なんてできるはずなく
誰かにSOSをしたら今よりももっと恐ろしいことが起きる気がする。
だから言えない。だから耐える。私が我慢すればみんなは幸せでいられる。
私を含めて心も体も傷ついた子は
こう考える子が多いんじゃないかなと思う。

とにかくどうしていいかわからなくて
安全な場所なんてこの世にはないから
自分の身は自分で守らなきゃ。と考える。

いつ痛い思いをするかわからなくてただ落ち着かない。

心の奥底では何か満たされるものを探していた
一生懸命になれる何かを。
(これもたくさん瞑想とか過去の深掘りをして
今、気付けたけど、あの頃の私は気づいてなかったように思う。)

バックパッカーという冒険への誘い

高校卒業したあとの大学生になるまでの春休み、
深夜にインターネットで見た
「バックパッカー」と言う言葉に取り憑かれた。

おじさんとじいじがいつも行ってるやつだ。
これだ。これしかない。外に行こう。日本を出よう。
海外まで行けば追いかけられることはないだろう。

今思うと仙骨が反応したのだと思う。
あの時の生活からの脱出のために。

バックパッカー。
とにかく私の第一印象は
自由。何をしてもいい。
いつ寝てもどこに行っても
何を食べても、誰にも何も言われない。

好きなように旅をする。

行きたい場所に行って自分の見たい景色を見て、

よくわからない現地のご飯と
何を言ってるかよくわからないだろうけど

なんか気の良さそうな人たちに
囲まれて進められたお酒を飲んで。

言葉の通じない
自分の常識が通じない
他の星に迷い込んだような
知らないという感覚。

誰も私を知らない。私は誰も知らない。
この感覚にわくわくした。

ただ保証はない。
命も持ち物もお金も、なにもかも。

自分の力試しのような気がした。
不思議な感覚、でも不安はなかった。
なんとかなる気がした。
わくわくしかしなかった。

2013年、18歳の春。

初めて一人旅をした
タイ・カンボジア・ラオス

たった1ヶ月の短期駆け足旅。

予想してたような怖い思いもせず
ぼったくりも合うこともなく
日本で1ヶ月過ごすより安いお金で過ごせた。

とにかく楽しかった。見るもの全てが新しかった。

宗教に興味があった私は仏教寺にたくさん行った。
この旅がきっかけで私の人生が
幸せを感じられるものになりますようにって
毎回お寺に行く度にお願いした。
今思うとブッダさんにこのお願いするのは
なんか違う気がするけど、笑
必死だったんだと思う。

そして人が優しかった。
言葉が通じない分、悪意や意地悪を感じられないし
そもそも、ニコニコして親切にしてくれる東南アジアの人たちが
ここにいてもいいよって言ってくれてる気がした。

そして旅の終わりに

1ヶ月弱の旅も終盤に差し掛かり
日本に帰る日まであと2日くらいかな?の時。
帰りたくないなーと考えながら
あてもなく、ふらふら歩いていた時。

愛を見た。
無条件の愛を。

私が欲しかったもの、あの時探してた、
私に足りなかったものは愛だった。
って気づく瞬間に出会った。

確固たる私の知ってる愛が
当時親から欲しかった愛そのものが
目の前のバンコクのパッタイ(タイ風焼きそば)の屋台のおばちゃんと
その子供の空間にあった。

熱気に包まれてむわっとしたバンコクで
汗だくのおばちゃんと子供の笑顔のやり取り。

何を言ってるかはわからなかったけど
あの空間、二人の笑顔から愛を感じた。

お母さんから子供への愛が見えないけど
ただただ溢れていて

愛不足だったのあの時の私に向かって
おすそ分けしてくれてたんだと思う。

おばちゃんは露知らずだと思うけど。
あの時の私には充分すぎる愛だった。

私はその場で泣いた。
涙が勝手に出てきた。
ああ、来てよかったって心から思った。

「愛」ってもの自体が漠然としてるし
欲しかったってことにも気づいてなかったし
何がどうなっているのかはわからなかったんだけど
とにかく、これがずっと欲しかったんだ、私。って。

不思議なのが
なぜかおばちゃんの愛を常に全身にもらっている子供を
羨ましい、とか、この子に生まれたかった、とか
嫉妬とか憎悪とかは一切なくて。

その代わりに私はおばちゃん側になりたかった。
こんな風に笑顔で人を包める人になりたい。って。

この人生で愛を学ぼう。
愛をもっと知りたい。
与えられたいし、何よりも与えたいと思った。

きっとこの光景を小さい頃の私が見ていたら
違う感覚だったと思う。
なんで自分は愛されないんだろう、なんで私じゃないんだろうって。

18歳のある程度大人になったタイミングで
この瞬間に出会えたから
あの頃の私みたいに愛され方を知らない子を、人を、生き物を
愛してあげれる人になりたいって思ったんだと思う。
それが何もできず一人で泣いていたあの頃の私を救う気がした。

あの頃はすごく漠然としていたけど
この瞬間が私の旅物語のはじまりであり
ライフテーマが始まった瞬間であり
今の私を作るきっかけだったように思う。
愛を伝えながら旅するArisaはここから始まった。

振り返り

最近、この過去の夢を見て、号泣しながら起きて笑

これは私のターニングポイントだから書かなきゃ
と思って泣きながらメモに書いて笑
(ぶっちゃけ夢に見るまで忘れてた部分多め、笑)

この経験が愛と旅を繋げて生きているきっかけになったなと
懐かしくなったので
備忘録的な感じで過去編として
前後編、ABOUT ME シリーズとして書き記してみました。

結局私の欲しかったものは
日常の当たり前の
普段は気づかない愛だったんだなぁ、と。

当時の私は日常の当たり前の愛というものが
なにかさえもわからなかったから。

あの頃の私がいるから
今の私は日常の愛を当たり前と思わず
感謝して生きていられるので
あの時の経験と育ててくれた両親には
すごく感謝。愛。今は感じています。

人生って面白い。
気付きのきっかけはそこら中に散りばめられていて
変わるタイミングなんていつ来るかわからない。

元々、一番初めにバックパッカーに仙骨反応した時には
旅のテーマは私の死ぬ場所探しをしようと思ってたの。
日本で死ぬのは嫌だ、たくさん世界を見て
厳選して自分のお気に入りの場所で過ごして
その地に骨を残したい、って。

それが愛を伝える人になりたいってあの瞬間で思うんだから
人生ってマジで意味わからないよね。笑
ゲームだと思う。人生ゲームよ。
どのコマにあたるかなんて予測できないのよ。

あの瞬間だけで人生180度変わったかというとそうではなくて
その後も旅を続けていて、出会った人の言葉、生き様、
一人一人違う愛の形。全てにおいて
今の私を作り上げるきっかけになっているし
この満たされない過去の私に執着するのではなく
一緒に歩めるようになったのはヒューマンデザインのおかげでもあるしね。

だから本当に人生って面白い。って心から思う。

これを読んでくれる人も
一人一人違う痛みを持っていると思うし
忘れられない辛い過去を持つと思うし
それを踏まえて今のあなたがあると思う。

ただ、過去に起きた悪いことってあなたを貶めるために
人生をめちゃくちゃにするために起きたわけじゃなくて
その経験があったからこそ
人の痛みがわかったり、寄り添ってあげられるように
経験したと思うの。

例えそれが死ぬほど辛くて後悔しか残っていないとしても
負の感情で嫌なものとして執着して
今の自分をさらに傷つける原因にはしないでほしいなって思う。

未来の必要なタイミングで自分をさらに
優しく大きな器にするためにあの経験があったんだな、って
思える日が来るから。
執着しないで大丈夫だよ。
宇宙は乗り越えられない試練を与えない。
自分が自分を信じて生まれてくる前に
課題として与えてきてるから
あなたはあなたを信じて未来を信じてほしいと思います。

せっかくこの地球に100年弱、
遊びにこさせてもらってるから
お腹いっぱい美しいものを見て
精一杯愛を感じて
出来るだけのありったけの愛を返して

あーーーーー楽しかった!!って
また宇宙に戻りましょ!!!!!!!!!。

ここまで読んでくれてありがとう!!!

धन्यवादशुभ रात्री। だんにゃわーど♡しゅぶらーとり!(ありがとう♡おやすみ!)

コメントありがとう❤︎

tomomiです♪
みててすごくワクワクしました!!!
なんか、自分が旅したかのような感覚!!!
そして、私もそれやりたい!
38歳でそれやりに行く!と決めた!今!笑笑
ありささんその時はオネシャスです!!その前に数年以内にもいきます!w

ARISA:
ともみさああああん❤︎
コメント嬉しいです!ありがとうございます!
是非是非是非!旅してください❤︎
世界はめっちゃ広いから!体感してほしい!!!!!
任せて!私のイチオシたくさんあるから
マニジェネエネルギーでたくさんの場所に行こう!❤︎
インドでリトリートも!!!
世界のどこかでお会いできるの楽しみにしています!

ABOUT MEに限らず、質問や要望があれば
深掘って書きたいなと思いますので
コメントくれると嬉しいです♡

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