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ちょっとした起点で売れ方は変わるし、売れるからって失敗することもある。

妻の実家に2泊しました。
昨日読書と創作をしていたら、お義母さんがおやつにたい焼きをくれました。

たい焼きって今川焼き(大判焼きともいいますよね)から派生した食べ物なんだそう。

今川焼きに『めでたい』を付けた

明治42年1909年、たい焼きのを作った神戸清次郎さんは今川焼きが一向に売れず、亀の形をした亀焼きも失敗…次に「鯛は『めでたい」で縁起物につながる。ほんものの鯛は庶民の口になかなか入らない高級品であったため、それを模した」そうで、飛ぶように売れたんだそう。

中身は今川焼きと同じなのに、そこに意味をつけたことで売れるようになった縁起でも鯛は食べても亀は食べないもんね。

手を汚れないように今川焼きにしっぽを付けた


江戸っ子って気が短くて仕事で汚れた手を洗いたくないんだそう。
そこでしっぽの部分を手に持ち食べて、しっぽを野良犬にあげていたんだそう。
「手に持つ部分」だからしっぽにあんこが入っているのは邪道なんだそう。いや、俺は手を洗って食べるし、しっぽまであんこが入ってるたい焼きの方が好きです( ´ ▽ ` )

諸説ありますが、鯛(たい)は幸運になれるからとか、仕事してる江戸っ子が今川焼きだと手が汚れるから鯛のしっぽを持って食べるとかありますが、いくつもあった〇〇焼きの中で残った(他に知ってるのは人形焼き)のはさすが淘汰されて人気があるんですね。

そういえば『白いたい焼き』はどこいった?

『白いたい焼き』、僕も1個か2個食べたなー。
あのモチモチ感、小麦粉の代わりにタピオカ粉で作ってあるからモチっとした食感なんだそう。
ただ、今『白いたい焼き』ってみなくないですか?多分ほぼ絶滅したのかな…。

初めの頃は珍しさとインパクトから話題性もありましたが、ブームは去るもの。
マスメディアからも消え、リピーターも付きませんよね。俺も1個か2個食べて「もういいや」になりましたし。
結局はたい焼き、行列が出来て並んでまでして食べるものではなかったのかもしれません。

何が言いたいか。
・形をちょっと変えて意味や付加価値を付ける。
・問題や悩みを解決できるようにちょっと付け加える。
・安易にブームに乗らない、ブームに乗ってもちゃんと見定めて辞めるタイミングを見極める。
・ブームよりも今まで自分がしてきたことを曲げずに続ける。

ちょっとしたことを変えることで世の中の悩みや気持ちを解決して売れるものやことが創り出せるかもしれません。

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