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傷ついた心を知る③「つくりあげられた心の空虚感」

前回までのお話。。

誰もが根底にもつ「見捨てられ不安」

満たされないという経験
「助けてもらえなかった」
「ほしいときに与えられなかった」
(怒られた、無視された、構ってもらえなかった、
 欲しかった反応じゃなかった…)

経験からの学習
・本当の自分を消す
 (隠す、抑圧する、我慢、見ないふり、怒られないように…)
・自分の信念(思い込み)ができあがる
 ⇒これらは実は、自分を守るための行動のはずが、 
  環境の変化や成長に伴って自分を苦しめるものになる可能性が…

そうやって、
本当の自分が満たされていない状況が、

「心の空虚感」をつくりだします。




空虚感ってどんな感じ?


あなたはいま、満たされていますか?


私は常に周りと比較し、
毎日必死で評価を求めて頑張り続けてきました。

周りから見ればいい評価や成績をもらっても、

「一番じゃなかった」
「あいつに負けた」
「こんな自分は認められない」


どれだけ結果を手に入れてもそこに目を向けられず、

もっともっと頑張らなくてはいけない。

どこまでいっても自分自身に「不足感」を感じていました。


旅先やプライベートで出かけても、
みんなで笑いあう空間に居ても、


「次はいつこの時間が奪われるんだろうか…」
「この時間はいつまで続くんだろうか…」
「帰ったら勉強しなくちゃ…」
「この時間って意味あるのかな…」

 
心の底から楽しむことができなかったんです。


どこで何をしていても、
いつの間にか

他にすべきことは?と探す自分。。。


・なんだか満たされない
・心ここにあらず

そんな「空虚感」を抱え続けてきました。


それが苦しかったと気づいたのは、

ずーーっと先の話。


空虚感を満たすために


・人
・物
・行為


人は、ざっくりこの3つから空虚感を満たそうとする
と言われています。

人から褒められるために頑張る
親に認められたいから言うことを聞く
あの人に好かれたいからあの人の好きに合わせる
あの人みたいになりたいから同一化する
高級品で着飾る
物凄い数のものに囲まれて安心する
ギャンブルがやめられない
何度も同じことを繰り返す
(さっきも確認したのに不安が拭えない
 決まった行為を繰り返して抜けられない)
極端なほどにあることに身をささげる
(仕事、勉強、遊び…)


空虚感を満たすことは、
決して悪いことじゃないし、
自分を守るために必要なことです。

だけど、
これを満たす対象を外へ外へと求めすぎると、

依存症やストレス症状、大病を患うなど、
心身のバランスを崩してしまうことになります。


自分の心と繋がること


程度の差はあれど、
私たちの欲求を一時的に満たしてくれるものは
この世にあふれています。

だけど、
ぽっかり穴が空いたような空虚感は、
それでは満たされないんですよね。


傷は完全にはなくなりません。

生きていると、
嬉しいことや楽しいこともあれば
傷つき、悲しく嘆きたくなることもあります。

だけど、抱えた傷を癒すことはできる。


それは、

自分の心と繋がることです。


あなたは、
本当の自分でいることを
あなた自身に許してあげていますか?

いままで見ないふりして、ごめんね。

怖かったんだ、
自分がこんなやつだと知られたら

みんなによく思われないかもって。。


君をダメなやつだと思っていたのは、

まぎれもない、私自身だったね。。

ごめんね。


少しずつ、君と仲良くなりたいな。
これからは私と、仲良くしてもらえますか?


そうやって
本当の自分に、寄り添い、声をかけ続けてください。


本当のあなたは、


許してくれそうですか?
沈黙していますか?
まだまだ怒ってますか?
悲しんでるでしょうか?
やっと気づいてくれた!と喜んでいますか?
あなたに思われて安心しているでしょうか?


傷ついた本当のあなたを大切にし続けることが、
空虚感を小さくする方法です。

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