#3 「ビーバーは魚です」byローマカトリック
中世のローマカトリック教徒の人々の間ではビーバーは魚であるという概念が広まりました。
確かにビーバーは川を泳ぐけど...
なぜローマカトリックはこのような考え方が広まったのでしょうか?
カトリックの食事制限
伝統的なカトリックのしきたりでは、断食のイベントがたくさんあります。
例えば2月から3月くらいに行なわれるカーニバル(謝肉祭)と復活祭(イースター)に挟まれた40日くらいの期間(四旬節と呼ばれます)は断食をします。
また金曜日はキリストが亡くなった日なので毎週金曜日は断食をします。(イエス・キリストは金曜日に処刑され、3日後の日曜日に復活したと言われています)
断食といっても、何も食べてはいけないわけではありません。ごちそうはやめて、食べる回数と量を減らします。
断食の時には肉、および牛乳、チーズ、バター、卵などの動物由来の食べ物が禁じられていました。その代わりに、魚は食べてもOKでした。
キリストの苦しみを体感する
なぜ断食をしたのでしょうか?
イエス・キリストは、人類を罪から救うために、自ら進んで十字架にはりつけにされました。断食は苦しい修行ですが、その断食を行なうことによってキリストの犠牲、苦しみを思い起すためです。
また欲求を抑えることでキリストのような自制心を身につけ、神に少しでも近づくという理由もあったようです。
やっぱり肉を食べたい
しかし肉が大好きなローマカトリック教徒にとって肉の禁止令はとってもつらいことでした。
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