VRを使った住宅設計打合せ記録-4
こんにちは!アーキロイドの福井です。
取り組んでいることのお話の続きです。1.から読んで頂けるといいかも!
1. もっと面白い家作り...! の下ごしらえ中
2. VRを使った住宅設計打合せ記録-1
3. VRを使った住宅設計打合せ記録-2 (気づき①〜③)
4. VRを使った住宅設計打合せ記録-3(気づき④〜⑥)
気づきメモが予想外に長くなってしまったので、ひとまず最後にしようかと。
気づき⑦ みんなが行ったことのある場所になる
どこかに行った帰り道、感想を言い合う。
VRの世界から帰ってくると、そんな雰囲気が漂う。
北鎌倉の家のクライアントは、
奥さん:家づくりに関心強め(SNSで、家づくりアカウント大量フォロー中。)
旦那さん:何でもいいよ〜(興味なし。そもそも知らない。)
というお二人。(キャラクター設定したみたいな夫婦…!)
VRによって、図面言語の壁やイメージの温度(理解の)差が無くなると、夫婦の間に、ざっくばらんでフラットな会話が生まれてくる。
設計意図に及ぶ質問までしてくれて、私もついついよく喋ってしまう。
(え、なんか楽しい。)
図面やスケッチ、写真で説明していた頃は、クライアントの温度(理解の)差を訪れたことのある場所やホテルなど、共通の空間体験で埋める努力をしていた。
そのお喋りは、VRでの打合せでも楽しいから残したい。
気づき⑧ 図面が読めるようになってくる(副産物…!)
クライアントはVRの世界から帰ってくると、図面を確認し始める。
見たものと言葉(図面)、デジタルとアナログを行ったり来たりしていく。
1ヶ月ほど時間をあけて打合せを重ねる。
VRの世界に一度行っても空間って把握しきれない(これは、現実の世界でもそうだと思う)し、日常生活の中で疑問も生まれる。図面理解に時間を使わないで、ただ楽しみにして欲しいな〜と思う。
しかし、楽しみに図面を見ていると、1〜2歩なことがとっても遠く離れて感じることがあるようだ。今までは、図面にある表記に従って、実際にメジャーで距離を計って身振り手振りで想像してもらいながら説明していた。(うまく伝わらないと説得みたいになってしまうやるせなさが残る時もあったなあ。)
今回は、VRの世界に行ってもらい確認してもらった。
「気づかないくらい、大したことじゃなかった」と笑って帰ってきた。
どんどん身体化していくようだ。
図面とゲーム(!?)を渡して、打合せが終わる。
建築実務に取り組んでいる方々は、「で、実務の方は?」と思う方続出ですよね!
そのあたり、鋭意いろいろ取り組み中です〜!
前を走るレジェンドの方々、協力をお願いしたくて連絡するかもです〜。
その時は、よろしくお願いします…!!!
では、明日からお散歩に戻ります。福井
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
のWEBサイトを公開しております。ぜひご覧ください。
設計のご相談・ご依頼お待ちしております。
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