最近の記事

本の紹介①『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

最近、久々に小説を読みました。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』です。 小説を読むこと自体、最近8年ぶりくらいに『君のクイズ』を読んだほどご無沙汰でしたが、SF小説はもはやほとんど初めてで、なんとなく興味はあるけど手を出せていないジャンルでした。 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』については、半年ほど前に「ゆる言語学ラジオ」(ゆるコンピュータ科学ラジオ)の堀元さんが激推ししていたので気になりつつも、「長編小説読めるかなあ…。」と遠ざけてしまっていたのですが、 X(Tw

    • あるす家のチーズおかき分解論争──あるいは菓子分解心理における『かいけつゾロリ』が果たす役割に関する一論考

      ※この記事は、2024年3月に執り行った結婚式にて作成した冊子に収録した文章を、ウェブ公開用に修正したものです。 結婚式の過程・報告についても執筆予定です。 ──真っ青な空に白い雲。くるくるまわる背の高い灰色の送風機。列をなす棒状の緑。 僕の地元・静岡ではごくありふれた、茶畑が広がる夏の光景だった。 僕は子どもの頃、年始やお盆などの長期休みには、静岡の田舎にある母の実家に帰省していた。 ゴールデンウィークには、実家で育てている茶畑の茶摘みを家族で手伝うのが恒例行事だった。

      • 2023年の振り返り

        皆様ご無沙汰しております。あるすです。 ずいぶん更新できずにいる間に、年末を迎えてしまいました。 noteの1年振り返りを見ると、2023年は2本しか投稿できていないようです。 よく読まれた記事も2021年の大昔の遺物ですし、来年は下の画像から一新できるように投稿していければいいなぁ。 紅白を見ながらでだいぶ遅れてしまいましたが、今回は、「今年の〇〇」として、1年をぱらぱらと振り返っていきます。 今年の仕事ここでそこまで仕事のことを書くつもりはないので、ざっくりと。 大学

        • 言葉の海に溺れたい

          ごきげんよう、あるすです。 去る4月23日のサン・ジョルディの日に、 奥様より本を頂きました。 それがこちら。 『消えたことば辞典』 過去の国語辞典に載っていた、 けれども諸事情あり削除された見出し語を集めた本です。 「昔はこういう言葉が必要だったんだな」 「こんな言葉あったんだ」 「この言葉今でも使えるじゃん」 と感じる言葉も多く、めちゃくちゃ楽しめる本でした。 今回は収録されている1000語の中でも、 私が特に面白いと感じた語を紹介していきます。 1 使って

        本の紹介①『プロジェクト・ヘイル・メアリー』

          知識検定の結果が来ました。

          2023年2月26日にオンラインで行われた知識検定を受験しました。 知識検定って?出題範囲は「森羅万象」を謳う10ジャンル×50問、全500問の選択問題で、以下の条件を満たす受験者に合格認定しています。 ・10ジャンル全て40%(20点)以上正解 ・全体で70%(350点)以上正解 出題レベルは以下の通り。 かねがね受験してみたいと思っていましたが、気づいたら受付が終了したりしていて、今回が初めての受験でした。まずは自分の現状を試したいと思ったので、特に対策はせずに臨み

          知識検定の結果が来ました。

          WCSC31の棋譜

          最後に投稿してから2ヶ月近く。駒を作り終えて力尽きてました。 このGWに第31回世界コンピュータ選手権が開催されていて、ちょいちょい覗いて目を引いたソフト・棋譜を備忘用にまとめておきます。 ※局面図はスクショなので棋譜はタイトルのURLを踏んでご覧ください。 HEN TAI モノレ力ーモノレ力ー(MolQha-)はQhapaqの後継。私が本大会で一番注目していたソフトです。 表記は実は「もるかー」じゃなくて「ものれかー」ですね。 「変態将棋で勝ちたい」というコンセプトの

          WCSC31の棋譜

          駒作りの工程と振り返り

          前回の記事はたくさんの反響を頂き、ありがとうございます。 駒の出来以上に拡散されてしまって、嬉しいながらも若干焦りました。 駒作りに興味を持って下さった方もいて、第2作を作るモチベーションが上がりました。 これだけは断言できますが、僕は自分のことを器用だと思っていないので、このレベルの駒は誰でも作れます。 必要なのはやる気と根気だけです。 前回の記事では良く見える写真だけ選んで載せたので、実物より10割増しで綺麗に見えたと思いますが、今回は失敗した箇所も載せながら反省し

          駒作りの工程と振り返り

          将棋駒を作ったよ

          2月に思い立って将棋駒を自作してみました。 初めはあまりの難しさと自分の不器用さに嘆いていましたが、完成してみると愛着が湧いてきました。 出来としてはまったく満足出来ませんが...。 この記事の写真は良さげに見える部分を切り取っているので、実際に見たり拡大してみると稚拙な箇所の多さを実感します。 同じ構成のフラッシュ当てた版。 色味が違って見えます。 採用した書体は魚龍一字。彫りが浅すぎたせいで龍の字が消えかかっていますが、(もう一度彫るのが面倒なので)漆が落ちるほど

          将棋駒を作ったよ

          ぼうどげいむ

          「は〜〜〜?そこで6ゾロ引けるか普通???」 とかなんとか言って狂いながらバックギャモンを3日くらいやってました。 いまだに廃指し(廃打ち?)できる根気が自分にあったことに驚いています。 前回の続きで、ボードゲームの現状認識をしようと思います。 ところで、その前にひとつ。 ギャモンのレートが伸びた関係で、棚瀬さんを抜いて14位に入ることができました。 僕は前回の記事でも述べたように棚瀬さんのバランス型の成績に憧れていましたし、開発者ということもあって総合レートを超える

          ぼうどげいむ

          ぼおどげえむ

          憂鬱な日曜の夜にごきげんよう。 タイムラインの大会参加ツイートで今日が休日だと知る日々を過ごしています。 僕がよく聞かれて困る質問があります。 「最近何してるの?」 これってどう答えるのが正解なの??? 一般的な大学生は何て答えてるんだ? 「週7でバイト入れてる笑」みたいなのを期待してるのか?? そもそも最近って何だよ昔やってなかったことを答えなアカンのか??? 「インターン行ってる」とか「資格のために勉強してる」みたいな目的を持った生き方をしていないから困っ

          ぼおどげえむ

          ぼんちゃんは強かった

          書く気があるうちに書きましょうね。 先日、とあるアンケートを取りました。 聡明な将棋ファンの皆様には説明するまでもないですが、これは2012年1月に行われた電王戦・米長邦雄永世棋聖vsボンクラーズの一局面ですね。 猛烈な研究の末に米長さんが2手目△6二玉(下図)という今では「新米長玉」と伝えられる秘策を披露して話題を呼んだ将棋でした。 なんでまた8年前の将棋を今更持ち上げてんだという感じですが、図書館で米長さんの『われ敗れたり』(中央公論社、2012年)をたまたま発見

          ぼんちゃんは強かった

          noteやるぞ

          こんにちは、あるすです。 noteを始めました。 お前ブログあるだろって? 知らねえ!!!!! 元のブログは膠着している状態が続いているので、こちらで気軽に投稿していけたらと思います。 僕は筆不精なわりに書き始めたらあれもこれも入れようと長文駄文を捻り出して時間を浪費する癖があるので、そうならないように気をつけたいところです。 その点、ヘルプセンターはたいへん良いことを言ってますね。 みなさんにnoteを使っていただくにあたって、何よりも優先していただきたいポイン

          noteやるぞ