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指し込みバトル

2023年12月から月1、2回ほどのペースで、劉禅さんと1番手直り指し込みバトルをしています。

劉禅さんが記事にしてくれたので、詳しくはそちらをどうぞ。


いちおう記録は公開しているため、全棋譜は下記から見ることができます。興味がある方はどうぞ。


ここでは、あるす視点での反省・課題点を書き記しておきます。


 1. 平手(3-1)

相振り中飛車vs三間飛車浮き飛車の対抗がテーマになっています。
展開として面白いのは、先に玉に強く攻め込んだほうが負けています。

最初の対局。剥がせばなんとかなると思って進めたけど、思ったよりなんとかならなかった。
ここで▲3五角というよくわからん受けで一気に負けにしたけど、最終的に許された。

お互いに玉への迫り方に課題があるのかもしれません。
逆にいえば、お互いに自玉を見えにくくする粘り方ができているのかも。

私は中盤の優位を終盤入口で受け損なってフイにすることが多いため、玉周りに手を入れる手段が課題になっているように感じます。

lishogiのAnalysisでも、turn39(78手目あたり)の正確さが明らかに低いので、そのあたりの指し方が課題点なんでしょうね。

lishogiで好きな機能。そんなに指せてないからn=14だけど…


2. 香落ち下手(1-1)

数年前にちょっとやっていたので、相振り三間穴熊が一番香落ちのアドを出せると思って採用していますが、結局突っ張った指し方をしようとして穴熊の良さを活かせていないので、平手の時と同じような相振りをやったほうがいいのかもしれない。

穴熊にしようとしたのに、いつの間にか突っ張ってた。

香がいない弱点を論理的に咎めにいくなら居飛車で右側から潰しにかかるんだろうけど、逆に捌かれて香を取れずに困る未来しか見えないので、相当勉強しないと指せる気がしません。

面白そうな戦法見つけたら採用したいけど、とりあえず当分は相振り路線で行くかも。


3. 角落ち下手(1-0)

何をすればいいのかよくわからなかったので、飛車角が使いやすそうな雁木にしましたが、角落ちスタートとは思えない冷や汗の出る展開にしてしまったので、もっと自分に合った指し方がないか模索中です。

どうしてこうなった…。評価値上は残してるみたいだけど、だいぶ危うかった。

上手側を持って劉禅さんに中飛車にされるだけで毎回困り果てているので、中飛車やろうかな?


4. 香落ち上手(1-2)

5三銀・6三銀型からショーダンオリジナルに似た展開にできれば、自分の棋風にマッチするのではないかと思って採用していたのですが、今のところ相振り三間穴熊の前に普通に攻め倒されているため、戦略の見直しが必要なところです。

こういう上手側が楽しいと思うんだけど、だいたい穴熊の暴力に屈してしまう。

ショーダンオリジナルにしたいと言っても、ショーダン氏の動画をほぼ見ずに駒組みだけ見て採用してしまっていたので、ちゃんと見て平手でも指してみたらちょっとはモノになるかも?


5. 角落ち上手(2-1)

中飛車に振られて、金銀のうまい繰り方がわからず毎回序盤は苦戦しています。仕方なく付いていった先の局面にたまたま劉禅さんの誤算があり運よく拾えた2勝です。

突っ張ろうとしすぎて大崩壊。
ワンチャンスだけで勝ってしまっているので、まずは序盤を乗り越えなければ…。

実力が近い者同士でも、角落ちはそれなりに楽しめる手合いだと思っているので、もうちょっと楽しめるように昔の定跡や棋譜を漁ってみようと思います。


6. 飛車落ち上手(1-2)

飛車いないのはキツすぎる。上手でやってみたい形があったのですが、劉禅さん側のnoteで書いてあるように、最速の▲4五歩早仕掛けが嫌すぎるので、頭を抱えています。

これ嫌すぎるんだけど…。

将棋公開模範対局でも、この仕掛けを見たことがない気がする。馬ができるのはすごく大きいように感じるんだけど、力戦になるのが嫌なのかな?
馬を作られるくらいなら角を交換して、いわゆるお神酒指しのほうがマシに感じるんだけれども・・・。
一般よりも自分の形勢判断の中で馬の価値が大きいのかな。


7. 二枚落ち(0-1)

これは勝てるわけがありません。以上。

・・・とはいえ、私はlishogiに放流されているaoba駒落ちbotに二枚落ちでほとんど勝てない(勝率1割ない)し、四枚落ちでもかなり負けたので、一気に潰されるのを防ぐことができればチャンスくらい作れないかな〜と思っています。
まずは飛車落ちを抜かないとこの手合いにならないので、そうなった時に改めて考えますが…。
aoba、端の攻防がめっちゃ上手いんだよな…。

総括

8〜13局目あたりは劉禅さんの体調不良や多忙と私の好調が重なって実力差以上の結果になってしまっていますが、本来はあるす香落ち〜劉禅香落ちの間を行ったり来たりするのが最頻出の手合いのはずです。

平均センチポーン差については思うところがいくつかあるのですが、指し込みバトルと関係ないところで膨らみすぎてしまうので記事を分けていつか書きます。
(上手側は、駒落ち分の損失が初手に引かれてしまうようなので、初手で大悪手を指した扱いになるようです。そこを差し引いて計算し直してみたい。)


平手の練習会だとダレて続かなくなってしまいやすいですが、駒落ちだと変化や工夫を考えることが多かったり、自分の調子がわかりやすくなったりと楽しくやれています。

今後も細々と続けていけたらいいなぁ。


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