とうじょうあらた

これは俺のネパール日記🇳🇵 2001年生まれ/愛知県立芸術大学 デザイン専攻入学 📷h…

とうじょうあらた

これは俺のネパール日記🇳🇵 2001年生まれ/愛知県立芸術大学 デザイン専攻入学 📷http://Instagram.com/tojo_arata

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全財産盗られる

また来るよと約束し、宿を出た。 今日は山を越え、 パナウティという村まで8時間のトレッキングを行う。 1時間ほど歩くと、だだっ広い田園が広がる。 のどかだ… のどかすぎる… 2時間ほど歩いただろうか。 お腹も空いて来たので、丘の上の食堂に寄ることにした。 中に入ると勝手にメニューを決められる。 よくあることだ。 お腹いっぱいで歩けなくなり、 残り6時間の道のりをタクシーで行くことにした。 そんなこんなで、 目的地「パナウティ」に着いた。 凄い!!!!! ネパー

    • 封鎖された遊園地にて

      8/23 朝起きて、 体調の悪い体にレッドブルを流し込むと、脳に膜が張った感覚に陥った。 頭が回らない。 でも、今日は遊園地に行く。 行く途中に雨が降ったので、チャイを飲んだり、スーツをオーダーしてみようかなんて考えながら遊園地に向かった。 着くと門が閉まっている。 Googlemapでは「営業中」ってかいてたのに… 悔しくって、門の前でタムロしている若者達に声をかけた。 「今日は遊園地空いてないの?」 私が聞くと、 ヘルメットを被った少年に、強い口調でこう返され

      • ネパールの犬に噛まれる

        ネパールの西部ドゥリケルという村にいる。 午前は、村の小さな家に行った。 疲れ果てている。 17:15 宿に着いた。 もう少しでご飯ができるというので、宿の食堂で待つことにした。 この宿は76歳のお爺ちゃんが営む。 一面絵に囲まれた空間。 お爺ちゃんは、憂いの中に幸せそうな表情をみせる。 そして、何も言わずに一点を見つめる。 ただ過ぎる日々を暮らしているその目の奥は、何かを待っているようにも思えた。 毎日毎日、同じ習慣で暮らしている。 その瞳からお爺さんの生活が

        • 山奥の家に招待される。

          これは二十歳の僕のネパール日記。 8/9 9:38 次の目的地は「ドゥリケル」 エベレストの見える村だ。 ここ首都からバスがあるらしいが、ネパールのバスは難しい。 行き先地は書かれておらず 何百とバスが停車するバス停で、運転手が行き先を連呼している。 その中から見つけなければならないのだ。 しかし運転手は「ドゥリケル」などとは言わない。 早口で連呼しまくって 「ディケディケディケディケ」としか聞こえない。 結局1時間ほど探しやっと見つかった ネパールのバスは満員

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        全財産盗られる

          ネパールの絵画教室

          これは二十歳の僕のネパール日記。 ネパールのアートスクールに行く。 「パタン」という町にあるらしい。 とてつもなく楽しみだ。 そもそもネパールの学校に「美術の授業」はない。 これは日本の会社の慈善活動で始まったもので、 日本人のアーティストが教えにくることもあるんだとか。 ボロボロのタクシーに乗り、三十分ほど走らせると着いた。 「どれがアートスクール?」 最初の印象だった。 着いた場所には、小さなお寺のような建物と、一面壁の剥がれた倉庫しかない。 しばらく待っ

          ネパールの絵画教室

          夢のような運

          これは二十歳の僕のネパール日記。 8/7 6:03 ネパールで病み続け一週間が経った。 勇気を出さねば。 変わらなければならない。 そう考えながらnoteに出す日記の推敲をしていた。 僕は投稿に「#ネパール」とつけていたが、 ふと、 他にどんな人が「#ネパール」をつけるんだ?と気になった。 すると、 「「ネパールでの家探しに終止符を」」 日本人が、 ネパールに日本語学校を建てるため大きな家を借りた。という記事が出てきた。 それも1日前の投稿だ。 この人はネパ

          7日間の鬱日記

          これは二十歳の僕のネパール日記。 8/2 ネパール二日目 体調を崩した。 多分熱もある。 13:50 元気を出そうと、日本料理屋でカツ丼を頼んだがカツが口に入らない。 日本の3倍ほどカツが分厚い。 味もとてもうまい。 だがカツが口に入らない。 体調不良の時に調子に乗るものではない。 8/3 9:11 三日間がこんなに長く感じるのは初めてだ。 もう耐えられない。 帰りたい 「帰りたい」と思うのも負の連鎖の始まり。 マインドコントロールなんて言葉を嘲笑ってきたが、

          密室で脅される。/宝石屋のパーティーに呼ばれる。

          これは二十歳の僕のネパール日記。 8/1 外を出ると、 暗くて狭くて汚くて犬だらけだった街は 明るくて狭くて汚くて犬と車だらけの街になっていた。 暫く歩くと、人と店が何重にも重なりながら流れていく街にたどり着いた。 「アサンバザー」だ。 ネパール随一のショッピング街であり、観光地でもある。私は心を躍らせた。 するとすぐに少年が声をかけてきた。 [[町で声をかけ、案内してくれる人には着いていっちゃいけない。]] 何人もの知り合いからそう聞いていた。 騙され、ぼったく

          密室で脅される。/宝石屋のパーティーに呼ばれる。

          犬より速い男

          これは二十歳の僕のネパール日記。 ------------------- ホテルに着いた。 駅をおりてから死にそうだった。 今日は本当にねむりたいのでまた明日書くことにする。 日本人の先生、バイク、犬においかけられ死を感じたこと、ゴミ、ちり 本当に怖い ------------------- ダイニングメッセージのように書き殴られている。 これは、 ネパールに降り立った夜、ホテルの部屋で書かれた日記だ。 あの夜道を私は忘れない。。 ------ 辺りは真っ暗、時刻は

          【FISH or BEEF?】

          僕は今ネパールにいます。 ここで学びたいことがあり、大学を休学までしたのですが、 想像を絶する都市で一刻も早く日本に帰りたいです。 以下は31日に僕が旅立つ際の飛行機で書いた日記です! 今思えば、この飛行機の中の景色・ビールこそ、この旅のピークでした。 ------------------ 7/31 9:49 関西空港で飛行機に乗った。 出発まであと5分。もう日本に帰りたい。 家のベッドでテレビを見ながら寝れることが幸せだった。 飛行機は窓側のいい席。 待合場所から