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おすすめBLドラマベスト1「ちぇりまほ」

ちょ、すごくないですか。もう一度いいます、すごくないですか、昨今の日本のBLドラマ事情。良作がそろってるんですけど!!

ここで、「BLドラマかあ。実写は苦手なんだよね。読むのやめよ」と思ったそこの貴方、ちょっと待ってください。とりあえずこのエッセーを読んでみてください。
個人的にごく最近まで筆者は、BLは漫画は大丈夫でも実写はだめでした。アニメでも少し抵抗があったくらいです。漫画だと絡みのシーンはご褒美!どんとこい!で何も抵抗なく見られるんですが、これがアニメのように声と動きが入るともう羞恥心の方が勝ってまともに見られませんし、実写化なんてなった日には生々しすぎて逆に気持ち悪く感じてしまうんですよ。
漫画であんだけエロシーン楽しんでおいてよく言えるなと突っ込みが入りそうですが、動きも声もない漫画は、ファンタジーを、BLと言う架空世界や物語キャラクター全て、そのフィクション性をあますところなく楽しめるんですよ100%嘘だと分かっているからこそ楽しめる娯楽なんです。ですが実写化する事でキャラクターは生身の人間になり、舞台は家やビルやスーパーなど生活身を帯びて自分が見知った光景となり、急に自分のBLテリトリーにリアル、つまり超現実が襲ってくるんです。その時点ですでにBL脳はキャパオーバーなのに絡みシーンなんて出てきたら生々しさの頂点で「無理。気持ち悪い」になって拒否反応が出てしまう、と言うわけです。

ですからBL漫画と言う二次元は好きでも実写と言う三次元は全然楽しめなかったのですが、一つその殻をぶち破るBLドラマが出ました。
昨今のTV界隈に次々とBLドラマを制作するきっかけとなってくれた大ヒットBLドラマ、「おっさんずラブ」です。あまりにも有名でBL好きなら網羅していると思いますので簡単に説明しますが、これ、コメディ色が大変強かったんですね。そのコミカルさが現実離れしていて漫画のようだったので実写でも楽しめたのだと思います。

これをきっかけに、他のBLドラマも(それでもチキンなので)ほんの少しずつ見始めるようになったのですが、もう見た物全部良作大豊作で!!!ほんっとどれも良かったので、筆者のようにBL実写化が苦手、でもちょっと興味がある方はぜひご紹介したいと思ったわけです。

さあ前置きが非常に長くなりましたが、筆者が見て良かった(と言うかまだこれしか見ていない)BLドラマ4選のうち、まず一番良かった作品をご紹介します。

栄えあるベスト1は
「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」略して『ちぇりまほ』

いやいやいやもう、これ、タイトルで敬遠していた方は損しています、BL好きならず少女漫画好きなら絶対見てください!!今時の少女漫画や男女恋愛ドラマでもないだろうってぐらいのピュアピュアな内容なんです。それが魅力だと断言できます。

言っちゃいますが絡みはおろかキスシーンもない為、BL実写化が苦手な方には大変見やすくなっています。そしてこちら、BL漫画が原作で筆者は未読なのですが原作が素晴らしいのでしょう、そしてそれを忠実に再現したドラマスタッフも優秀なのでしょう、主人公の心の機微を大変丁寧に描いているんです。全12話ほどあるのですが、それ全てかけて主人公の揺れ動いたり悩んだり成長したりする心の動きをじっくりゆっくり丁寧にえがいているんです。

またキスやS〇Xなど直接的かつ分かりやすい愛情表現がなくても役者さんの演技が素晴らしく充分相手を愛しく思う気持ちが伝わります。
特に主人公の相手役を演じる町田啓太さんの演技に引き込まれました。主人公に対する気持ち、気遣いや不安、期待、嬉しさ、他のキャラに対する嫉妬まで全て目で表現するんですよ。そうして様々な笑顔の種類を演じ分けるのがこれまた良いのです。ネガティブな主人公の為彼を包み込む優しさが町田さん演じるキャラクターの魅力なのですが、主人公を心配させまいとする優しさ、遠慮、時に哀しみを写す笑顔のバリエーションが豊富で演技が非常に繊細で素晴らしいこのBLドラマを好きになったきっかけは、まず町田さんの演技の上手さでした。
その後、一通り最後まで見た後、絡みシーンがない安心から再度ドラマを見てこのストーリーの細部に宿る良さに気づいたんですよ。

それがまず、このBL作品が恋愛物語としてだけではなく主人公の成長物語にもなっている事です。ネガティブで自分に自信がなく引っ込み思案の主人公が恋愛を通して自分を頑張って変えていこうとする姿は恋愛だけではなく、主に仕事を通しても描かれます。ドラマで出てくるほとんどの舞台は会社の為、主人公の仕事や周りとの関係、仕事に対する姿勢など「会社と仕事」の場面が多い為このBLドラマを見ていると自分も仕事を頑張ろうと言う気にさせてくれるんです。こんなのそうそうありませんよ、BLドラマでそんな気持ちにさせてくれるのは!

またこの作品がキスなど直接的表現がなくとも、女性が充分キュンキュンするシチュエーションがてんこ盛りなんです。主人公の相手役が繰り出すイケメン行動や胸キュン動作の数々、いわば少女漫画ネタ大行進。壁ドン、床ドンは当たり前、不良に絡まれたら颯爽と現れ格好よく助けてくれる、頬についたご飯粒を取って食べる、お姫様抱っこ、でこチュー(おでこにキス)などなどファーッツッツ!!!なシチュエーションが1話に1回は出てきます。もう萌え殺す気か。

ちなみにこの萌えシチュエーション、日本人限定で受けるのかと思えば、youtubeで海外の反応を見てると外国人女性(中には男性も)もキャーキャー騒いでるんですよ。やっぱり女性はいくつになっても心は乙女だよね。直接的な接触よりドラマチックな行動の方が萌えるよね、分かったか男性諸君!!!

と言うわけで、艶っぽいシーンはおろか、キス一つない為、特に実写BLが初めてだったり苦手意識を持たれている方にお勧めします。
もちろん実写BLOKの方にもお勧め、忘れていたピュアな乙女心が炸裂しますよ!
また今日も見てキュンキュンしようっとー!!

公式の映画宣伝用映像が神すぎる。もぉtvシリーズを上手に編集して初見の方にもどのようなストーリーだったのか、が大変よくわかります。興味のある方は見てみて下さい。あ、濡れ場等全くないので気楽に見られますよ〜。


こちらのダイジェストを見てドラマも見てみようかなと思った方、Amazon Primeでも配信されてますよー!

すみません、なぜか画像リンクは貼れなかった為、下記のタイトルリンクをクリックください。Amazon Primeに飛びます。

ドラマ:30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい


ドラマ本編はすでに見たよと言う方は、スピンオフである短編3作も必見です。主役二人の話はもちろんとして、別カップルの柘植・湊編、ナイス脇役キャラの六角編もあります。



なんと2022年には映画化もされました。初見はざっと見ましたがこちらも大変良い作品でした(涙)。映画もAmazon Primeで見られます。



ちなみに余談として、ちょっと注文をつけたくなるのがドラマのOP曲とED曲でして。男性2人組でラブソングを歌う系で良かったのなら、なぜ米津玄師と野田洋次郎の『PLACEBO』を起用しなかったのか!あれ無茶苦茶可愛いラブソングでこのドラマにぴったりじゃないですか!!嘘だと思ったらショートカットされていますが下記の公式PVを聴いてみて下さい。4曲目です。



数話だけしか読んでいませんが原作漫画も大変評判が良いです。買ってみようかな…。



ananの下記雑誌がベストセラーになっている。そりゃあなるでしょう。
もうラフな部屋着の表紙写真だけで眼福でございます。



よっしゃー、アマゾンで買ってみようか、と思った方、ちょっと待ってください。そのまま買うと商品金額によっては送料がかかったり配達日時が指定できず不便な事もあります。
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