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おすすめパッケージ買いの本「ミッテランの帽子」

今回は書店にあったら思わず手に取ってしまう、パケ買い必須の本をご紹介します。
パケ買い?と言う方へ書籍に絞ってご説明しますと、パッケージ買い、いわゆる装丁が素敵な為、話の内容を知らないのに衝動的に本を買ってしまう行為の事を指します。高校時代に漫画の表紙の絵が良いとパケ買いをしている友人がいましたが、なかなかそこまで思い切った事ができなかったなー。

そんな慎重派の筆者ですが、この本に出会い、パケ買いする人の気持ちがちょっとわかりました。

新潮クレスト・ブックスから出されているアントワーヌ・ローラン著「ミッテランの帽子」です。
見ていただいた方が話が早い。じゃじゃん。下記の本です。

すごくお洒落な装丁ではありませんか!?本の表紙がレストランの出入り口!本を手に取っただけでこんな洒落た装丁ならどれだけ素敵な話だろうとわくわくしますし、本棚にこの本があるだけでも素敵な装丁で心躍りますよね。
作者はパリ生まれでありストーリーもフランスが舞台なので、新潮はファッションやおしゃれの街フランスらしさを出したかったのではと思います。
筆者は図書館でこの本の表紙を目にした時、それこそ内容も知らないのにパッケージで即借りる事を決めました。ストーリーもちょっと不思議な筋立てで先がどうなるのかの面白さとあたたかな雰囲気が大変読みやすい一冊です。

で、同じ著者の本でまたまた新潮クレスト・ブックスが素敵な装丁を手掛けてくれたのがこちら。
「赤いモレスキンの女」です。

こちらもうっとりするほど表紙がおしゃれでしょう!?前述の「ミッテランの帽子」から2年後に発売されたため、筆者は以前と同じ著者の作品だと知らず、またまた図書館でパッケージに惚れて借りる事となりました。
「赤いモレスキン」の手帳がタイトルに入ってるところからもうこのストーリーは洒落ているに違いないと分かるんですが、この装丁だった日にゃあ、ねえ。手に取らないわけにはいかないでしょう。

肝心のストーリーですが「ミッテランの帽子」の時には感じませんでしたが、今回の話は著者が男性であるにも関わらず、ずいぶんと女性らしい表現をされる人だなと感じました。詩的な表現が多かった事もありますが、色々なキャラクターの服装や、バックや手帳などの小道具についての表現がかなり丁寧に書かれているんですよ。失礼ながら男性作家はファッションについてそこまで書かないのではないのかと思うんです。
また、作中でメインキャラクターの男性の娘が出てきて、おそらく高校生くらいの年齢ではないかと思うのですが、若い女の子に対しての描写が非常に客観的で冷静的確に書かれており、女性が同性に向ける観察観のようで驚きました。恐らく同じくらいの年頃の娘さんがいるのではないでしょうか。日本人男性は特に若い女性に期待しすぎている所があるから、昔から男性作家が書く女子キャラクターがそのキャラと同世代の自分から見ても違和感ありありで「こんな10代女子がいるか」と嫌悪感がするくらいだったんですよ。装丁とストーリーからちょっと外れてしまいましたが、女子の描き方も好感が持てました。

個人的に、装丁では「ミッテランの帽子」、ストーリーでは「赤いモレスキンの女」が好みです。ただ、どちらの本もそろえて置いておくと、本棚がほんっと素敵になるだろうなと思えるパッケージデザインには違いありません。

と言うわけで、装丁もストーリーもお洒落な本はいかがでしょうか。装丁がこれだけお洒落だと、本棚に置いて眺める時も「ときめく」一冊になるのではないかと思います。
コロナで家で過ごす時間が長くなった方、目にとまる物は本でもお洒落な物を置いておくと心なごみますよ。

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