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一泊三日と3時間!悪縁をぶった斬って良縁を掴め!旅 6

鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。

出発
姫路でモーニング!
岡山駅でおやつ、福山で靴を調達
ふくやま美術館でテンション爆上げ!
友人と合流、18きっぷを使い倒せ!
・鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。
デイリークエストは効率的に。
宝物殿はトキメキがいっぱい。
再びのソロ。松江満喫!
旅先が温泉地って最高
4度目の正直、姫路城!
推し美術館に通える距離に住みたい
推し美術館と、旅の終わり

倉敷駅で電車に乗り、そこからこの日の宿へ向かう。
目的地の出雲大社の最寄り駅は出雲大社前(一畑電車大社線)。
18きっぷで乗れるのはJRのみで私鉄に乗れないので、18きっぷで行けるとこまで行く。

目指すは出雲市駅だ。
倉敷を出発したのが16:37。
目的地に着くための終電である。

夕方の、柔らかい色の空を眺めながら北上していく。
やっぱりちょいちょい読めない駅名や、音だけだと漢字変換できない駅になるほどー!とはしゃぎながら進んだ。
山は近くなり、度々トンネルも通る。
乗り換えのため新見駅で降りる頃には、空は日の入り直前のトワイライトタイムだった。

次の電車は40分後だ。
待ち時間が長いことは分かっていたので、ここで夕飯の調達をしようと思っていた。
のだが……駅の周りにあんまり店がない。
ご飯どころはありそう!と電車の中で調べていたのだが、店に入ってゆっくりする時間がなかった。
そして、テイクアウトやってますか?と聞きにくい地方の居酒屋感。

だが、残り4時間食べないでいるのは流石にしんどい。
一応コンビニがあるぞ!と歩いて行き、お弁当と宿での晩酌用にお酒も買った。

駅に戻り、既に待っていた電車に乗り込む。
乗り合わせた乗客は少なく(というかほとんどいない)、においがキツイものも買っていないのでボックス席で夕飯を摂らせてもらった。
これで夜まで保つぞ。

その後も、都内でも北関東でも、普段の生活圏ではなかなか見ない圏外表示に笑いつつ電車に揺られた。
電車の待ち合わせも結構ある。地方の鈍行あるあるだ。

トワイライトタイムなんてあっという間なので、外はとっくに真っ暗で、山の中を走っているから街灯もほとんどない。
雑談したり、やっぱり駅名を調べたりしながら、ひたすらガタンゴトン揺られる。
十六夜の月が見えたり隠れたりして綺麗だった。

随分長いこと座り続けて、ようやっと街明かりが増えてくる。
増えてくるとは言っても、夜景と言えるほどでもなく、さながら光っては消える蛍である。
それでも人口の灯りに安堵するあたり、やはり文明に飼い慣らされた現代人だ。

乗り換えてから2時間、倉敷を出てから4時間半くらい。
ようやく米子までやって来た。
乗り換えて少し待ち、さらに1時間20分、電車旅は続く。

宍道湖周りは流石に街感があった。
松江はそれなりの高さの建物もあるし、宍道湖の対岸の灯りは夜景と言えるだろう。

仕事で夜の首都高を走る車に同乗させてもらうとよく思うが、夜景には距離が必要だ。
高層ビルの上層階でも、山の上でもいい。
とにかくある程度距離があって、建物の形とかに目が行かない状態の方が夜景を綺麗だと思える。
見ている自分の周りが暗いと尚良し。
※あくまで個人の好みの話です。

そんなこんなで更に時間は流れ、22:29。定刻通りに出雲市駅着。
お疲れ様でした。
否ほんと友人が電車旅好きって言ってくれる子で良かった。
旅程が人を選んでいる。

ホテルは駅から5分も歩かないくらいの場所だったので、目の前のコンビニで晩酌用に氷を買いつつチェックイン。
アイスコーヒーのコップ入り氷にそんな使い方があるとは思いませんでした、勉強になります。

宿は安めのホテルだが、ロフト付き⁉︎面白!というテンションで予約したところ。
ベッド二つ並ぶわけではないのでそんなに広くないが、一泊するだけなので充分だ。
順番にシャワーを浴びて、海岸で翡翠を探すバラエティ番組を眺めながら晩酌開始。

それぞれ買っておいたお酒と、おやつと、つまみが並ぶ。
遅ればせながら、18きっぷ旅のお供となってくれた友人にきび団子を分け、生もみじ饅頭もちもち〜とはしゃぎ、新見のお菓子屋さんで買ってきた栗大福もいただいた。

もちろん、朝、姫路で買ったあなごロールも実食。
仲良く半分こした。

なんていうか……これぞ酒のツマミ!みたいな美味しさ。
薄くしてあるんだろうな、とは思っていたが、想定以上に薄い。
ペラッペラ。
だけど、だからこそペロッと食べられてしまう。
そして酒も進む。

楽しい夜はあっという間で、翌朝も早いので25時前には消灯。
次回、デイリークエストは効率的に。お楽しみに。

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