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一泊三日と3時間!悪縁をぶった斬って良縁を掴め!旅 4

ふくやま美術館でテンション爆上げ!

出発
姫路でモーニング!
岡山駅でおやつ、福山で靴を調達
・ふくやま美術館でテンション爆上げ!
友人と合流、18きっぷを使い倒せ!
鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。
デイリークエストは効率的に。
宝物殿はトキメキがいっぱい。
再びのソロ。松江満喫!
旅先が温泉地って最高
4度目の正直、姫路城!
推し美術館に通える距離に住みたい
推し美術館と、旅の終わり

この日お邪魔したのは、企画展「名刀 江雪左文字ー江雪斎、家康、頼宣が愛した刀の物語ー」。
率直に言って、超楽しかった。
今回は素直にオタク語りなので、興味ない人は読み飛ばしてほしい。

入口で音声ガイドを借り、撮影可の展示場所の説明を受けた。
音声ガイドもメインの展示の刀と縁のある声優さんだ。
声がいいのと聞きやすいのが確約されているようなもの。ワクワク。

そして、ラックにあるチラシと資料に気付く。
刀の鑑賞系の資料かな?と手書き風のコピー紙をもらっていこうとしたら、厚い。
うん?ホチキス留めしてあるぞ?両面だな?なんだこの情報量、これタダで配ってんの正気か???(褒めてる)
この時点でテンションがおかしい。

前情報として、企画展の名前にもなっている一振りの刀を中心に、関わったり近くにあったりしたものをまとめた展覧会であることは知っていた。
詳細なレポをまとめてくださった方もいる。
楽しそうな予感しかなかったが、入る前からマスクの下でニッコニコだ。

江雪斎さんに関しては、後北条氏の家臣的なイメージしかなかったので、ど頭から、なるほどそういうお仕事を〜!へ〜!勉強になります〜!
とウッキウキである。
主君への忠義も、僧としての心も、娘や血縁に対する思いも、様々あっただろう。
政治的手腕も、和睦を目指し、成し遂げる人柄も持ち合わせていたかの御仁の心が、資料として遺り、受け継がれている。

小田原征伐は私の個人的な推しにも関わる歴史なので、関連資料は知った名前もちらほら出てきた。
今まで見聞きしてきた点が繋がり、この日得た点はまたどこかに繋がる。
何が言いたいかって、何見てても楽しい。

今回の主役、江雪左文字に関しては、付属品の多くも展示されていた。
再発見された拵えもある。
刀の展示は度々見に行くけれど、付属品ごと展示されている時のテンションの上がり方はまた違ったものがある。
愛された証、求められた証、護り、護られてきた証の数々。
その時の展示に関わった人々の尽力を含めた物語まるごと、なんと愛おしいことか。

オークションの目録にさえ、如何に大事にされていたかがうかがえる。
床の間に飾られているのに家臣が控えていて、まるで殿(との)への謁見のようだった、なんて逸話もある刀だが、手元を離れることで家を護る殿(しんがり)のようだと思った。

太閤左文字(じゅらく)もまた、オークション目録と共に展示されていた一振りだ。
美しく、堂々とした国宝の姿からは想像しにくいが、綺麗に保存されていなかった時期があったらしい。これだけで一本書けそう。
現物、付属資料に、今まで見聞きしてきた来歴やイメージが色を添える。
二条城会見で豊臣から徳川へ渡った、くらいの印象だったのに、その後の足跡の知識を得て江雪左文字との超絶仲良し兄弟イメージが追加されて脳内が大変だ。

左文字、志津、正宗に貞宗、一文字に長義。
国宝や重文のオンパレードでちっとも飽きない。
狭くはないが、はちゃめちゃに広いって程でもない展示室を行ったり来たりして結局2時間半は楽しんだ。
志津は徳ミュで見た印象が強かったから、焼け身でない刀は新鮮で会えて嬉しかったし、推しの兄弟(長義)もやはり美しかった。
照明の感じで自分で写真を撮るのを諦めた刀もたくさんあったが、裏の刃紋が垣間見える展示に感謝である。

常設展や他のフロアを見る余裕がなかったのは残念だが、見たかったものは見られたので大満足。
入り口から見えるミュージアムショップの店頭に積んである図録が厚くて、その厚みだけで購入を決めたので、帰って読むのが楽しみだ!

次回、友人と合流、18きっぷを使い倒せ!お楽しみに。


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